お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建が6月9日、視聴者が不快に思うようなスキャンダルを起こしたとして、ラジオを含む各出演番組に出演自粛を申し入れた。明けて10日、そのスキャンダルというのが、艶系女優や会社員の女性ら複数人との不貞が発覚したこととみられ、一部週刊誌で艶系女優との密会の様子が報じられる予定だと、スポーツ報知が一面で報道し、衝撃が広がっている。
その渡部は「王様のブランチ」(TBS系)では総合司会を務め、音楽番組「Love Music」(フジテレビ系)ではMCを担当。バラエティ番組「相葉マナブ」(テレビ朝日系)ではサポートメンバーという立場ながら、相葉雅紀を支える重要な役割を演じている。これらの番組にとってトークがうまい渡部の不在は大きな痛手となるが、それ以上に渡部の出演自粛が致命傷となりそうな番組があるというのだ。
「2004年から放送されているアンジャッシュの冠番組『白黒アンジャッシュ』(チバテレ)が、放送16年目にして存続の危機に直面していると思われます。この番組は、チバテレきっての人気番組で、独立局の制作にもかかわらず明石家さんまやさまぁ~ず・大竹一樹といった大物芸人がゲスト出演したこともある。遅れて放送される形ですが、13局でも放送されており、DVDも発売されるなどお笑い好きにはおなじみの番組となっています。しかし冠番組であることから代役を立てて放送というわけにもいかず、もし、渡部のテレビ出演自粛が長期にわたるようであれば、番組自体が終了してしまう恐れも考えられます」(芸能ライター)
ちなみに、「白黒アンジャッシュ」を巡っては、渡部がインフルエンザにより4週にわたって欠席したこともある。その時は相方の児嶋一哉が一人で番組を回していたが、今回もその形で対応することはできないのだろうか?
「独立局のバラエティ番組としては異例なほど『白黒アンジャッシュ』には様々なスポンサーが付いています。しかし出演自粛の原因が醜聞となるとスポンサー離れは必至。ましてや複数の女性との不貞ということであれば、番組打ち切りも視野に入れざるをえないでしょうし、続行にこだわる場合は児嶋の単独番組に模様替えするという力技もあり得るかもしれません」(前出・芸能ライター)
類似のケースでは、TKOの木下隆行が、後輩へのパワハラ問題を巡って、TKOとして出演していたCATV局の番組から姿を消し、番組が相方の木本武宏の単独MC番組と化している例がある。はたして渡部の今回の「不貞スキャンダル」がどれほどの期間にわたって影響するのか、ハラハラしている関係者は少なくなさそうだ。
(金田麻有)