昨年から急増し、新型コロナ騒動で、さらに爆発的に増殖しているのが、芸能美女ユーチューバー。彼女たちのユーチューバーとしての適性をズバリ、ジャッジしていこう。
3月31日に自身の公式YouTubeチャンネル「レトロワチャンネル」を本格始動させたのは、女優・柴咲コウ。
「それまでYouTubeでは、自身のミュージックビデオなどを上げていましたが、改めて環境問題、ライフスタイル、芸能活動の3つをテーマに、オリジナル動画の配信をスタートさせたんです」(芸能記者)
柴咲は、16年11月に株式会社「レトロワグラース」を設立し、女優・歌手に加えて、アパレル事業にも進出している。
「柴咲が手掛けているのは、上質なオーガニック素材を使って提案するライフウェア。環境負荷ゼロを目指すブランドとのことで、同社のビジネスを通じて環境問題や社会貢献にも力を入れていくことも明らかにしており、昨今は政界進出も噂されるようになりました」(前出・芸能記者)
そんな柴咲がデビューから世話になった大手芸能事務所からの独立とともに発表したのが、同YouTubeチャンネルの開設だった。
「他の女優やアイドルたちのおふざけモード、お気楽モードのチャンネルとは雰囲気が違い、オープニング動画には、昨年12月の小泉進次郎環境大臣との懇談のときの映像がカットインされており、全てが意識高い系のお堅い雰囲気。友人と餃子を作る動画の中でも語られるのは〈これからの美しい生き方〉ですし、愛猫のペット動画かと思いきや保護猫の引き取り方などの情報など、やはり社会問題にしっかり触れている。ただ、正直に言うと“どうしたちゃったの?”な動画のオンパレードといったところです」(前出・芸能記者)
現在はツイッターで種苗法改正案について言及。これが賛否を呼び、さらに誹謗中傷の投稿や事実と異なる記事への法的措置の検討など、強硬な姿勢を示している柴咲。5月27日の更新された動画の内容も「持続可能な農業を考える」だし、これは本気も本気、大本気なのだろう。
それでも登録者数は15万人。政界進出を狙うなら、まだまだ物足りない。(露口正義)