週刊文春による“トイレ不貞”のスクープに先立ち、6月9日に全出演番組の出演自粛に動いたアンジャッシュの渡部建。醜聞の内容が内容だけに芸能活動自粛は相当の長期間にわたるものと見られている中、業界では今、テレビ局が渡部を切り捨てる“Xデー”がささやかれているという。
「渡部が総合司会を務めていた『王様のブランチ』(TBS系)と、火曜コメンテーターを務めていた『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)の公式サイトでは今も渡部の写真を掲載。現状は渡部を降板としておらず、あくまで休演という扱いにしています。逆に言えばこれらの番組から姿を消す日が、渡部にとっての“Xデー”になるわけです」(テレビ誌ライター)
そこで番組側にとって都合がいいのは、番組改変期となる7月がすぐそばに迫っていること。ここで出演者を入れ替えるのは恒例行事であり、<不祥事で緊急降板!>と大げさに騒がれることもないとの目算がありそうだ。
さらには10月までは現状を維持し、下半期のスタートに合わせて番組にプチリニューアルを施すという手もある。そのタイミングに関して前出のテレビ誌ライターはこう指摘する。
「逆に言うと改編期を生き残ることができれば、番組復帰の目があるとも言えます。その好例が所得税の無申告問題で芸能活動を自粛したチュートリアルの徳井義実。昨年10月の発覚以降、『人生最高レストラン』(TBS系)のように降板した例もありますが、『今夜くらべてみました』と『しゃべくり007』(いずれも日本テレビ系)では今でも公式サイトに徳井の画像を掲載。前者に至っては番組名からして正式名称は、『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』であり、“徳井”の名前を残したままです。それゆえ『王様のブランチ』や『ヒルナンデス!』でも渡部の画像を残し続けるのであれば、復帰の可能性はゼロではないと言えそうです」
はたして渡部の画像はいつまで、各番組の公式サイトに残り続けるのだろうか。音楽番組「Love music」(フジテレビ系)のように早々と渡部を公式サイトから消し去った番組もある中、各テレビ局の対応に注目の集まるところだろう。
(金田麻有)