タレントのファーストサマーウイカが6月13日、「おかべろ」(カンテレ)に出演。オーディション必勝法について語った。
昨年1月、バラエティ番組「女が女に怒る夜」(日本テレビ系)でMCのくりぃむしちゅー・上田晋也らを相手に毒舌トークを披露したのをきっかけに、またたくまに売れっ子となり、2019年下半期急上昇テレビ番組出演ランキング1位に輝いたウイカ。かつてBiS、BILLIE IDLEとアイドルをやっていたことは今ではよく知られているが、さらにその前からオーディションを受けまくっていたという。
中学ぐらいから大手事務所を含めて片っ端から受けまくり、NMB48の1期にも応募しようとしたと告白。その日が書類必着日だったため、「なんば花月まで行って、だれに渡したらいいかわからんから、とりあえず警備員さんに『すみません』って」と渡したものの、届いたかどうかは不明だそうだ。
さらに、秀でたものがなく、オーディションに落ちまくっていたウイカは「こういう人間は程よいアクで残っていかなあかん。インパクト勝負」と思ったと同時に、「でも、やり過ぎて、イキってかかりまくっているやつはうっとうしいから落ちる。そのいいアンバイを数受けて調整した」と明かした。
ウイカは上京してすぐにBiSのオーディションを受験。全員面接オーディションだったため「書類では写真で落ちてしまうけど、生身で勝負できるんやったら私にはたくさん武器があると思った」とか。
その際に狙った穴として挙げたのは、まずは目立つために履歴書をレタリングで作成。次に自己PRの箇所には「“アイドル”とは“哀しいドル箱”と書いて“哀ドル”ではないだろうか…」と、自作のポエムを記入。そして「歌って」と言われたときには、「まんが日本昔ばなし」の「にんげんっていいな」をブルース調で披露したという。
いずれも面接だからこそ可能な程よいインパクト狙いだったようだが、合格後に聞いた受かった理由は、「廊下を歩いてくるとき肩で風切ってたから」だとか。履歴書も歌も関係なかったことになるが、現在のブレークを導いた要因は「宝塚ヘア」「関西弁」「毒舌」という3つのセルフプロデュースの成功とも言われている。どうやら昔から自分の見せ方がうまかったようだ。(鈴木十朗)