2005年から11年まで放送されたバラエティ番組「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)で“おバカキャラ”として名を馳せ、結婚後はママタレントとして活躍していた木下優樹菜さんがタピオカ問題を皮切りに、複数男性との交際報道まで飛び出し芸能界を引退したのは周知の通り。木下さんら「ヘキサゴンファミリー」は、おバカをウリにしていたタレントが多かったが、私生活でも“おバカ”が度を越した行動をしてしまっては、タレントは長生きできないのが芸能界、ということかもしれない…。
では、木下さんと同じくヘキサゴンファミリーだったタレントの上地雄輔はどうか。現在、俳優として活躍しており、定期的にドラマや映画に出演している。また、YouTubeの活動も積極的で、みずからのYouTubeチャンネル〈上地雄輔の遊Tube〉を今年5月5日に開設、俳優仲間である中尾明慶のYouTubeチャンネル〈中尾明慶のきつねさーん〉ともコラボ企画を実現している。
実はもともと2人は、08年に佐藤隆太主演で放送された甲子園出場をかけた熱血野球ドラマ「ルーキーズ」(TBS系)で共演。中尾のYouTubeチャンネルの7月14日投稿〈【あの興奮再び】ルーキーズ江夏と負けられないガチ野球対決〉では、ピッチングマシーンを使ったバッティング勝負を繰り広げた。この中で上地は、横浜高校野球部時代、キャッチャーとしてあの松坂大輔とバッテリーを組み、甲子園を目指した経験から、「この人何考えてるなとかわかります。朝何を食べてきたとか」と、笑いを交えて発言。変化や習性をいち早く察知してサインを出すのがキャッチャーなのだと語り、中尾の「どこ見るんですか?」の質問に、「バッターの目線、相手監督の目線、ピッチャーの様子をうかがってサインを出す。試合の中の監督だから」と、つまり俯瞰でものを見るのが習性のようだ。
ヘキサゴンファミリーの中で、上地に限って言うならば、横浜高校時代に培った礼儀と、本物のおバカでは務まらないキャッチャーの経験から、今後もジワリと自分の居場所を見出していくのではないかと予感させる回だった。
(ユーチューブライター・所ひで)