俳優・柳葉敏郎と言えば野球好きで有名だ。ボウリング、ゴルフ、スキー、テニスなど運動神経のいい柳葉氏は多趣味でも知られ、若い頃には野球未経験ながら、現在は出身地の秋田県で毎年行われる野球のトーナメント大会「全県500歳野球大会」(出場選手の年齢合計を500歳以上にするなど独自のルールがある)にも出場経験があるほどだ。
そんな柳葉氏が元プロ野球選手、楽天ゴールデンイーグルスでは監督経験もある大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉、7月9日投稿回でゲストとして登場し、野球について熱く語る回となったのだが、話はいつしか長嶋茂雄氏の逸話に移り…。
柳葉氏がかつて映画撮影の最中に肉離れを起こした過去について語ると、大久保氏は「長嶋監督なんか言ってたな…。ミートグッバイとか言ってましたね、肉離れの事」と、笑いを誘った。
するとミスター長嶋伝説にエンジンの掛かった柳葉氏は、長嶋氏、中畑清氏と3人でゴルフをラウンドした際のエピソードを語り出した。
「ミスターはさ、自分が打っちゃったら人はどうでもいいんだよ。ティーグラウンド降りちゃって、歩いて行っちゃった」
何でも、先頭のティーショットでナイスショットを打ち気分を良くした長嶋氏は、後の2人を待たずして先を歩き出したと言うのだ。「あの…えーっと、ミスター!まだ自分が」と、柳葉氏がアピールしても、立ち止まることも、過ちに気づくこともなく、「どうぞー」と背中越しに手を振り歩を進めていたと大久保氏の爆笑を誘った柳葉氏は、「いわゆるミスター長嶋のいろんな逸話があるじゃん、それをオレが間近で経験できたこの幸せ感」と結んだのだった。
今では公の場に出ることが少なくなった長嶋氏だが、ぜひいつか元気な姿をこの番組でも披露していただきたいものだ。
(ユーチューブライター・所ひで)