今や「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)の準レギュラーと言える存在感を放っているのが、仁支川峰子。最近こそ登場していないが、たびたびVTRが流れたり、ゲストがその名をあげたりなど、番組でその名を耳にする。
演歌歌手として「あなたにあげる」でデビューし、その後女優としても「極道の妻たち」をはじめ五社英雄監督作品の「吉原炎上」「肉体の門」などに出演した仁支川だが、特に「吉原炎上」で彼女(当時は西川)が演じた小花という花魁が最期を迎えるシーンで、胸をはだけながら喀血し、時に脚を開いて「ここ噛んでぇ~」と絶叫する壮絶なシーンは、マツコや友近の大のお気に入りシーンとしても知られている。
「リアルタイムで仁支川の活躍を知らない若い世代も、今年2月26日放送の『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ)と6月5日放送の『かりそめ天国』で仁支川本人が語った壮絶人生を聞いて、マツコや有吉弘行から“かりそめファミリーみたいなもの”と敬愛されている理由に納得したようです」(女性誌記者)
というのも、この2つの番組で、仁支川の、まるで人生が五社監督作品のような“凄み”が、若い視聴者にも伝わったからだという。
「まず、仁支川は23歳の時に、現在は自転車で全国を探訪し健康的なおじさんに見える“元祖プレイボーイ”火野正平の“7番目のオトナの恋人”になりました。そして東京・西麻布にあった当時のソ連大使館のそばに住むも、のちに“8番目のオトナの恋人”の存在を知ったことで別離。翌年、実業家の男性と忘れられない恋に落ちるも1億円貢いで別れることになった。40歳の時には那須高原の新築1カ月の自宅が台風4号に伴う豪雨で流され、翌年、同じ土地に2軒目となる自宅を建てたと話しながら、『命があればいいのよ。(生きていれば)またあるから』と笑い飛ばしていましたね」(女性誌記者)
「ゴールデンになってから1回も呼んでもらってない」とリモート出演でマツコと有吉に訴えていた仁支川の、ふたたびの登場が待ち遠しいばかりだ。