艶のある歌声で魅了する完熟した美女たちは、脱いでもスゴかった──。ベッドシーンに目がない芸人のみなみかわ氏が、その艶技を語る!
ドラマ「時間ですよ」(TBS系)の劇中歌「赤い風船」(73年)を歌いブレイクした浅田美代子(63)に、みなみかわ氏が驚いたのが、「エリカ38」(19年、KATSU-do)だ。劇中、浅田は唾液が絡み合うキスに没頭したかと思えば、若い男に後ろから激しく突かれ、「あはあぁぁん!」と嬌声を上げ、さらには馬乗りになった体勢で男の下半身に腰をこすりつけるなどヤリたい放題。還暦超えの貫禄を見せつけた。そもそも完熟の美女を艶っぽい存在に押し上げたのは、61年に「おひまなら来てね」が、その妖艶な美貌と相まってヒットした五月みどり(80)だった。転機となったのは、30代半ばで出演した「かまきり夫人の告白」(75年、東映)。完熟美女脱ぎのの先駆けとして、柔らかく熟れたカラダで6人の男と次々に肉体をカラませ話題となった。
「感情移入できぬまま、『なんでやねん!』と言いたくなるほど男とバンバンしまくるので、徐々に『俺もヤレるんじゃないか‥‥』という気にさせられました。彼女のおちゃめな表情や包容力は、男なら誰もが好きなはずです」
74年、デビュー曲「あなたにあげる」が大ヒットした仁支川峰子(61)も、五月同様、本格的に女優へ転向すると圧巻の脱ぎを見せた。特に「肉体の門」(88年、東映)での、根津甚八との組んずほぐれつのまぐわいはインパクト大だ。みなみかわ氏も「肝の据わった濡れ場で、安心して見ていられる」と心を許す。聞けば、彼女の何がいいかと言えば“巨胸顔”なんだとか。
「男なら、学生時代に1人は『美人じゃないのに、あいつメッチャ胸大きいよな』と凝視する子がいた。だから仁支川さんは、“あの時のあの子”が脱いだような感動もくれるんですよね」
意外に豊かな胸で男性ファンを増やしたのは、68年に「ブルーライト・ヨコハマ」がミリオンセラーとなったいしだあゆみ(71)。「野獣刑事」(82年、東映)でみずからキャミソールを脱ぐと、スレンダーなスタイルからは想像もつかない、桜色の控えめなバストトップが実ったDカップの胸があらわになる。みなみかわ氏も思わず、「うわ! でかい!」と声を上げたという。
同じくスレンダー巨胸といえば、「絹の靴下」(73年)や「お手やわらかに」(74年)などのスマッシュヒット曲を持つ夏木マリ(67)も忘れられない。「北の螢」(84年、東映)では、はだけた着物からツンと上向いた美バストをあらわに、男から秘部を舌技で刺激され快感に身をのけぞらせる。
みなみかわ氏によれば、難解な映画で、ヒロインの岩下志麻さんも脱がないために唯一、純粋に楽しめたのが夏木さんのベッドシーンだという。
「まるで砂漠のオアシスのようでしたね」
80年代後半に「アイドル四天王」として活躍し、名実ともにトップアイドルとして君臨。92年には「世界中の誰よりきっと」が180万枚の大ヒットを記録した中山美穂(49)は「サヨナライツカ」(10年、アスミック・エース)で、それまでのアイドル女優のイメージを払拭し、話題となった。西島秀俊を相手に、汗にまみれベッドシーンで激しいピストンを受け入れ、背中に足を回すほど濃密に乱れる。みなみかわ氏も「気概を感じる」ベッドシーンだったと絶賛する。39歳の大人の営みを「しっかり見せてくれましたね。ミポリンがあそこまでやってくれたんだから! すごいやんか!」とのことだ。
歌で国民の心をとらえた完熟した美女たちにとって、男の下半身をギュッとつかむことなどたやすいことなのかも。