1970年代後半に流行した〈口裂け女〉をご記憶だろうか?「私、綺麗?」と訊ねるマスクをした女性が、そのマスクを外すと耳元まで大きく口が裂けており、包丁を振りかざす…といった社会現象にまで発展した都市伝説である。そんな口裂け女に勝るとも劣らぬ恐ろしい女性が札幌の街に出没するらしい…。
語り部は元プロレスラー・長州力。YouTubeチャンネル「長州力【公式】RIKI CHANNEL」で8月18日に投稿された動画で、その恐怖の存在を明かしている。
長州が仕事で大阪に向かう車内でのこと、車は高速道路を走行中であった。隣に座る娘婿のマネージャーが“涼しい話”をせがむと、長州は不敵に笑い、「酔っ払いをさらって行くんだよ」と、札幌に出没するという「コウモリババア」について語り出した。
ススキノ交差点にニッカウヰスキーの看板が目印のビルがある。その建物の上から下の様子を伺い、酔っ払いを見つけてはコウモリのように飛来してさらうと屋上に戻り、みぐるみ剥いで行くのだとか…。つまり、あまり酔っ払いなさんな…という呼びかけを都市伝説に昇華させたお話のようだ。
ただ、これに地元札幌の視聴者からの、〈札幌だからドキッとしたけど笑ってしまった〉と一安心のコメントが出た一方、〈市内で警備のバイトしてたけど、何度か屋上で見かけました〉と、その存在を知っているという指摘も飛び出したからビックリ。
果たして長州は、この「コウモリババア」のネタをどこから仕入れたのか。ひょっとすると被害者はけっこういるのかもしれない?
(ユーチューブライター・所ひで)