ショートカットにスーツ姿で「ビズリーチ!」と勢いよく右手の人差し指を立てる美人女性社員。「あのCMの美女は誰?」と、多くの人の目に留まり話題を呼んだ。16年2月から放送された転職サイト「ビズリーチ」のCMでブレイクしたのは、今や女優として引っ張りだこの吉谷彩子である。
芸能評論家の竹下光氏は語る。
「CM出演をきっかけにブレイクした女優といえば、80年代に“3M”と呼ばれた宮沢りえ、牧瀬里穂、観月ありさ、2000年代初頭に消費者金融のCMでブレイクした小野真弓などが広く知られています。テレビ黄金期であれば珍しいことではありませんが、これだけ“テレビ離れ”が叫ばれる昨今においてはレアなケースと言えるでしょう。ともすれば、最後の“謎のCM美女”になる可能性すらありますね」
今夏は、8月5日に最終回を迎えた篠原涼子主演のドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)で、契約更新にやたらと怯える派遣社員を演じて存在感を放っていた。その一方で、吉川晃司主演の連続ドラマ「探偵・由利麟太郎」(フジテレビ系)にも出演するなど八面六臂の活躍を見せるのだ。
「同じ時期に制作、放送される、複数のプライム帯の連続ドラマに配役されるというのはまれで、それだけ彼女の演技力が業界内で高く評価されている証左でしょう」(民放テレビ局のドラマ制作スタッフ)
8月25日発売のアサヒ芸能9月3日号では、吉谷がブレイクするに至るまでの過程にあった長い下積み時代を掘り下げ、意外な妖艶ボディの持ち主であるなど、彼女の魅力に迫っている。