ダーウィンが唱えた自然淘汰では説明できない「進化」が存在する。浮き沈みの激しい芸能界にあって3度も黄金期を迎え、そのたびごとに匂い立つ色香は妖艶さを増していく。なぜ世の男をこれほど惑わすのか。学説では究明できない魅力の源泉をアサ芸が突き止めた。そう、彼女の肉厚なリップである。井川遥が放つ色香の「種の起源」を以下──。
「最初が20代のグラビア時代、そして30代後半で抜擢された角ハイボールのCM、そして40代半ばとなった今と、実に3度もブレイクしたことになる」
そう言って、井川遥(44)の黄金期を、芸能ジャーナリストの沖直人氏は指折り数える。現在、第3黄金期として挙げられているのは、井川が出演するドラマ「半沢直樹」(TBS系)のブレイクが大きい。第5話まで全て視聴率20%超と、前シリーズに匹敵する大ヒットとなっている。人気の要因は堺雅人(46)演ずる半沢が、権謀うずまくメガバンクで正義を貫くために奮闘する姿にある。「倍返し!」の痛快さもさることながら、脇役を務める井川も視聴率に貢献しているのは間違いない。
現に米誌「エスクァイア」香港版が「半沢直樹」に出演する「小料理屋の女将役、井川遥は美しい」と特集を組んだほど、世界中が井川の和服姿を絶賛しているのだ。テレビ誌記者が解説する。
「企業モノで骨太なストーリーなので、どうしても暑苦しい場面が多くなる。そこで、半沢の妻役である上戸彩(34)以外にも、一服の清涼剤として女性キャラクターが必要だとなって、原作小説にはない井川の役が作られたと聞きました。半沢が仲間と密談するのに喫茶店じゃないだろうということで、小料理屋となったそうですが‥‥」
井川が演じる女将は、どうにも怪しげなのだ。メガバンクの個人株主で銀行の内部事情に詳しいということまでは明かされている。が、半沢に意味ありげな視線を送ったり、半沢たちの密談に耳を傾けたり‥‥。毎回、登場しては思わせぶりな行動をしていることから、井川が「ドラマ後半のカギを握っているのでは」とSNSでは大盛り上がりになっている。芸能ライターの竹下光氏も夢中になっているひとりだ。
「半沢と不倫してしまっては原作の世界が台なしになってしまうから、それはないにしても、銀行のお偉いさんたちとタダならぬ関係にあるなんてことはありうるのでは。いや、今まさに半沢と対峙している進政党幹事長の柄本明と愛人関係にあるのかも‥‥。なんにしても役どころは“事情通”なわけですから、井川が寝業を駆使して情報を取るシーンに期待したいですね」
世の男性はすっかり井川の色香にハマッてしまっている。まさに、今が「第3黄金期」と呼ぶにふさわしい、目が離せない存在だ。