「最初が20代のグラビア時代、そして30代後半で抜擢された角ハイボールのCM、そして40代半ばとなった今と、実に3度もブレイクしたことになる」
そう言って、井川遥(44)の黄金期を、芸能ジャーナリストの沖直人氏は指折り数える。現在の黄金期として数えられているのは、井川が出演するドラマ「半沢直樹」(TBS系)のため。
第5話まで全て視聴率20%超と、前シリーズに匹敵するヒットとなっている。人気の要因は堺雅人(46)演ずる半沢が、権謀うずまくメガバンクで正義を貫くために奮闘する姿にある。「倍返し!」の痛快さもさることながら、脇を務める井川も視聴率に貢献しているのは間違いない。
現に米誌「エスクァイア」香港版が「半沢直樹」に出演する「小料理屋の女将役、井川遥は美しい」と特集を組んだほど、世界中が井川がドラマで見せる和服姿を絶賛している。
前出・沖氏が指摘するように、井川における最初の黄金期は「グラビア時代」だ。それは、芸能界デビューと重なっている。
99年に「東洋紡水着サマーキャンペーンガール」に抜擢されて本格的な活動を開始。翌年には 「アサヒビールイメージガール」に選出される。日焼けした健康的な肌をさらし、ハイレグビキニのムチムチボディを披露した。だが、前出・沖氏によると、
「本当に、井川が脚光を浴びることになったのは、01年に発売された写真集『月刊井川遥』(新潮社)以降のことです。健康的な水着カットではなく、温泉場でビショビショに濡れた艶っぽい写真が並び、ローアングルから接写したカットなど、肉感的な体型だったこともあって、よけいに淫靡さを感じさせました」
以降、雑誌のグラビアを席巻。井川は「癒やし系」などと称されるようになる。
「一部の男性にとって、井川は『癒やし系』ではなく『いやらし系』でした。というのも、あの唇のせいです。ポッテリと肉厚な上下の唇は、キレイな丸いフォルム。しかも、それを強調するかのように、各種グラビアで採用されるカットは、口を半開きにした悩ましげな表情を浮かべた井川のオンパレード。オトコを奮い立たせる井上の色香は唇から発せられているんです」(前出・沖氏)
そんな井川の唇がいかに進化していったのか。8月25日発売の週刊アサヒ芸能9月3日号が詳報している。