プロ野球日本ハムファイターズの斎藤佑樹が今期限りで引退すると、「週刊文春」が報じている。斎藤は昨季まで2年連続未勝利で、今期もいまだ一軍登板を果たしていない。入団時に交わした“10年契約”が満了することもあり、このままプロ野球人生を終了すると見られている。
記事によれば斎藤は現在、二軍の本拠地である鎌ヶ谷で練習を続けており、YouTubeなどで一流投手の映像を見て研究しているというが、一軍昇格の見通しはなく、チームも10年契約の満了とともに更新をしない方針で固まっているという。
「斎藤は入団直後の2011年に最多の6勝をあげていますが、それ以降は成績が低迷し、一軍通算15勝に留まっています。プロになっても期待されながら1勝もあげられない投手は決して珍しくないなか、それだけでも大したものですが、ファンにとっては甲子園の“ハンカチ王子”のイメージがいまだ強く、物足りなさを感じてしまうでしょうね。本人は引退後、スポーツキャスターをやりたいと考えているようですが、テレビ業界自体が未曾有の大不況に陥っていますから、そう簡単には行かないと思いますよ。むしろ一般企業にサラリーマンとして入社したほうがいいんじゃないでしょうかね」(スポーツ紙記者)
実際、関係者からは、大手企業が斎藤の雇用を検討し始めているというウワサも聞こえてくる。球団事情に詳しい関係者が言う。
「斎藤は高校時代から成績優秀で早稲田大学卒ですからね。広告塔として採用を考える大手企業もあると思いますし、少なくとも実務をこなす能力は確かでしょう。昨年は知人の元モデルと結婚し、周囲に『子どもがほしい』と漏らしているようです。堅実な人生を選択するのもおおいにありでしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
一部スポーツ紙は文春の報道を受け、親しい関係者に引退を完全否定したとも伝えられる斎藤。今後の動向に注目だ。(ケン高田)