体調不良が囁かれていた安倍晋三首相が8月28日、辞任する意向を固め激震が走った。安倍首相は潰瘍性大腸炎の持病があり、第1次政権時は2007年7月の参院選で大敗後に体調が悪化し、約1年で退陣。今回も21年9月末まで自民党総裁3期目の任期が残る中での辞任となる。
今後、焦点となるのは「ポスト安倍」だ。自民党は近く、総裁選を行って次期総裁を選出することになるのだが、永田町界隈では麻生太郎副総理が担うのではないかとの憶測が流れている。
「もし麻生さんが再び首相となれば、国民の反発は相当なものではないでしょうか。麻生さんは8月25日の会見で、安倍さんの体調についてテレビ朝日の記者から質問されると『顔色見たってどう考えたって、画像の映りの悪いテレビ朝日でも顔色良く映ってたもんね。あれだろ? 無理して顔色良くして映像流したわけじゃないんだろ? そんな技術もないだろう』とまくしたてていました。この件には、27日の『バイキング』(フジテレビ系)に出演したタレントの薬丸裕英も『何様?』と不快感を露わにし『こんな物言いしかできないならこのポストにいないで頂きたい』と苦言を呈するほど。この例に限らず、麻生さんの失言は数知れず。首相の座に就くようなことがあれば、マスコミからの総攻撃は避けられません」(週刊誌記者)
揺れ動く政局。今後、どんな展開を見せるのか。