ウッチャンナンチャンやナイツの師匠としても知られる女性漫才師・内海桂子さんが8月22日に多臓器不全で亡くなった。今から10年前、87歳でTwitterを始めるなど流行りものにも積極的に取り組んだ内海さん。享年97で、まさに大往生であった。
ナイツのYouTubeチャンネル〈ナイツ Official YouTube Channel〉では、5月29日に〈ナイツ…「素晴らしき師匠」/『二人対談』より〉とタイトルされた回を投稿しており、これは2014年、浅草・東洋館にて収録された2人の漫才の模様だった。浅草芸人とされる先輩方を散々イジり倒すナイツらしい毒とユーモアにあふれた漫才で、その中に内海さんのエピソードも明かされている。
内海さんの骨密度を番組で測ったところ、なんと30代という若々しい検査結果だった。しかしその後、脳年齢を計測した番組はいつまで待っても放送されていないようで、それは検査結果が120歳だったためお蔵入りしたのだといったオチをつけて客席を沸かせた。
内海さんの訃報を聞いて“駆けつけた”のであろう視聴回数は111万回(9月9日現在)を数え、また視聴者のコメント欄には〈内海師匠のご冥福をお祈りいたします。天国で二人のいじりを楽しんでいらっしゃるかな〉と内海さんのご冥福を祈るコメントが見受けられたが、〈1週間前〉と記され、比較的最近になって残されたことがわかる。
昭和生まれの大スターがまた1人お亡くなりに…と一瞬思ってしまうが、実は「大正生まれ」の内海さん。大正、昭和、平成、令和と4つの時代を駆け抜け、お茶の間に笑いを届けてくれた内海さんに感謝するとともにあらためてご冥福をお祈りしたい。
(ユーチューブライター・所ひで)