矢口真里(30)に強力な援軍が現れた。番組で熱烈なラブコールを送ったかと思えば、元夫の中村昌也(27)には容赦ない仕打ち。マツコ・デラックス(40)の動向に、周囲も戦々恐々としているのだ。
「ヒモのくせに自分の女刺す(チクる)なよ」
スタジオ内に野太い声が響き渡る。発言の主は、マツコ・デラックス。進行役を務める「月曜から夜ふかし」(日本テレビ)の8月5日放送での一幕だ。実際の放送では、「ピー音」で名指しした相手の名前は明らかにされなかったものの、同時に表示されたモザイク入りの字幕からは、うっすらと矢口の元夫「中村昌也」の文字が読み取れたのだ。
放送作家が明かす。
「今年5月に不倫騒動が発覚した直後から、マツコは矢口の全面擁護を展開。離婚3日前の時点で『旦那選びの時点で、男性に依存するような選び方をしていないじゃない。そういう価値観じゃない人なのよ』とコメントするほど、芸能界でも数少ない矢口の味方なんです」
さらに、8月14日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」(テレビ朝日)でも矢口へのラブコールを送っている。
「(矢口が)『奔放に生きて何が悪いんですか?』って、もしすぐに言っちゃえば、CMとかは出られなくなるかもしれないし、出られる番組は減るかもしれないけど、あたし、一定数の支持者はいたはずだと思うのよ。(中略)こんなに引っ込んで、『反省してます』っていうのを世の中に見せなければいけないほど、アレ(矢口の不倫)ってそんなにスゴいことだったのかなって思うのよね」
そんなやさき、いよいよ“直接対決”が実現。9月19日に放送された「大人気店でドッキリ!ありえない商品売れる!?売れない!?第5弾」(日本テレビ)では、マツコと中村が共演。番組の最後まで一触即発の雰囲気が漂っていた。
民放関係者が言う。
「番組では、中村と坂上忍が同じ罰ゲームを受けるハメに。マツコは中村に対し、『罰ゲーム受けろよ!』と一喝。坂上に対しては、『坂上さんかわいそう』と対応の差が歴然。中村が気の毒なほどでした」
現在も謹慎中の矢口は、先月、写真週刊誌の直撃に答えたものの、復帰については「ちょっとまだわからないです」と明言を避けている。
芸能関係者によれば、「矢口本人は復帰したいのはやまやまだが、タイミングがつかめない」と様子見を決め込んでいるという。そこに立ち上がったのがマツコなのだ。芸能関係者が続ける。
「マツコさんは、中村が離婚ネタでテレビに露出しまくっていた経緯が気に入らないんです。バラエティのレギュラーはもとより、ゲストでも9月だけで14本も出演。早くバブルをはじけさせて、矢口復帰への地ならしをしたいという思惑もある。そのために『何なら一肌脱ぎますよ』と非公式に宣言していますから」
今やテレビ界でも屈指の人気と政治力を誇るマツコのバックアップ宣言は、矢口としても心強いことだろう。