10月17日放送の「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)を巡って、嵐ファンに激震が走った。
リーダー大野智がいない。嵐全員が出演するレギュラー番組「嵐にしやがれ」に、大野の姿が見えなかったのだ。ファーストシーンは、櫻井翔が番組タイトルを叫ぶ中、全員をうつし出し、その後アップにしていくのがお約束。だが、この日は大野だけがおらず、4人での出演だった。
「櫻井によると、キャンプロケに出かけた大野が中央道の大渋滞に巻き込まれ、スタジオにたどり着けていないという説明だった。電話に出た大野は、八王子インターあたりを移動しており、収録に間に合うかどうか『わからん』といたってマイペースなやりとりを展開し、笑いを振りまいていた。もっとも大野ファンにとっては笑い事ではありません。休止後は大野だけがタレント活動を休むと明言しており、引退を覚悟しているファンが少なくないからだ。2カ月早い活動休止後の状況を一足早く見せられ、あらためて欠けた穴の大きさを実感したようだ。ネットでは『来年の予行演習!?、悲しすぎる』というつぶやきがあがっていた」(テレビ誌記者)
最終問題のクイズ直前、大野が滑り込みセーフでスタジオ入りして途中参加した。ところが、正解して絶品グルメにありつく腹づもりが、松本潤が正解して横取りされてしまう。悔しがる大野は、「おまえふざけんなよ」と不満を爆発させた。
骨折り損のくたびれ儲け、とばかりに、「どうせ食えないなら もっとゆっくり来りゃよかったな」と憎まれ口を叩くしかなかった。
「ただ、この日、放送を見ていて強く感じたのは、大野がいない穴を埋めようと、各メンバーが細心の注意を払っていたことでしたね。松本はいつもよりずっと口数が多かったし、櫻井は遅れた大野を何度も気にかけては口に出し、無事到着した際はホッと安堵の表情を浮かべ『大野さん、 間に合って良かったね』とストレートに気持ちを伝えていた。二宮は大野を急きょ“24時間テレビのマラソンランナー”に仕立て上げ、遅刻してバツが悪いに違いない大野を違和感なく登場させることに腐心していました。グループ結成20年余の歴史に裏打ちされた絆を感じたファンが感激した瞬間でしたね。ネットでは、大野が登場した途端、拍手と歓声があふれる画面に、活動復帰した際の大野に重なって見えたという意見が飛び交った」(芸能ライター)
泣いても笑ってもあと2カ月余。嵐ロスに向かってファンは突き進んでいく─。(塩勢知央)