今年3月末、ドラマ女王の米倉涼子(45)は大手タレント事務所を円満退社して独立した。「新規上場株」への寄り付きは想像以上で、ご祝儀相場と思われた高値も安定。10月には公開会見で、将来に向けても余裕のほほえみを見せたのである。
10月15日、米倉はフランス大使館で行われた「フランス映画祭2020 横浜」のラインアップ発表記者会見に出席した。スポーツ紙芸能担当記者が話す。
「深~いスリットが入った黒のロングドレスに黒のピンヒールパンプス姿で登場。細身のボディと美脚はもちろん、胸元からは美肌が透けて見えるなど、ため息が漏れるほどのエレガントぶりでした」
会見には林文子横浜市長が駆けつけ、自立した米倉の女性像が「フランス映画にピッタリ」と伝えると、「自立には自信あります」と笑って返し、仏映画への出演を勧められるや、「そん機会があれば、ぜひ」と世界進出への野望をのぞかせた。
そもそも27年間所属したオスカープロモーションから独立し、設立した個人事務所は「デサフィオ」という名称なのだが──。
「スペイン語で『私は挑戦する』という意味で、恋人のアルゼンチンタンゴダンサーの影響が見え隠れしますね。米倉は女優よりもミュージカルダンサーを目指しているので、影響力が大きい」(前出・スポーツ紙芸能担当記者)
そうなると、株価にも影響を及ぼす「再婚」が気がかりになるが、「もう懲り懲り」と周囲に漏らしているそうで、心配はなさそうだ。芸能事務所関係者が指摘する。
「米倉は前事務所会長の手腕のもと、ミュージカルの本場ブロードウェーで『CHICAGO』を上演し、演技者として自信を深めただけに、動向が注視されます」
後ろ盾を失ったのは不安材料だが、CMでは楽天が社運をかける「楽天モバイル」に起用されたり、米国の配信大手「Netflix」のオリジナルドラマ「新聞記者」(21年配信予定)で主演を務めることが発表されるなど、「自社PR」の話題には事欠かない。
「特に世界展開する『Netflix』との契約は注目の的です。ジャーナリズムを題材にした映画作品は、米国に限らず名作が多く、日米合作映画への展開も想定でき、何よりもギャラが破格です。一部報道では3億円とも書かれましたが、国内のテレビ局では太刀打ちできない状況です。すでに中国系の配信グループでは、日本のギャラの10倍でオファーというケースも。米倉は代名詞の『ドクターX』(テレビ朝日系)で1話あたり推定300万円と言われているので、単純換算で1話3000万円なんてことにもなりかねない」(前出・事務所関係者)