10月27日、福岡ソフトバンク・内川聖一の今季限りの退団が報じられた。内川と言えば2019年時点で2171安打、すでに名球会入りも果たしている名手であり、ソフトバンクにとって功労者である。
そんなレジェンド選手が今季は1軍で活躍することなく、他球団への移籍をみずから表明させてしまうソフトバンクの扱いに対して、この人が吠えた。
元プロ野球選手の大久保博元氏である。YouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉、10月28日投稿回を観てみると、大久保氏は巨人の原辰徳監督を例に出した。巨人に在籍していた沢村拓一が今年の9月7日、千葉ロッテマリーンズに移籍した衝撃は記憶に新しいところだろう。
このように、原監督は選手を飼い殺しにせず、需要のある場所を積極的に探し、活かすことを考えてくれる監督だと称すると、10月29日投稿〈【衝撃】工藤さんが西武で引退できた理由を話ます。〉では、ソフトバンクの工藤公康監督に異論アリの立場であることをハッキリ明言した。
話は遡って2010年のこと。FAでライオンズを離れた選手はもう自チームへは戻さないのが感情論であるところ、横浜ベイスターズから戦力外通告を受けた工藤氏の花道を作ろうとの当時の渡辺久信監督のはからいで、工藤氏はライオンズに復帰。その年に古巣のライオンズで引退している。
当時、大久保氏はライオンズの編成部プロ担当を務めており、渡辺監督の意向を受け、工藤氏獲得に水面下で動いていたという。
そんないきさつを経験しているにもかかわらず、なぜ工藤監督は内川に配慮できないのかと疑問を呈し、大久保氏は大いに吠えたのだった。
すでにセ・リーグ、パ・リーグのペナントをそれぞれ制している巨人とソフトバンク。大久保氏のこんな話を聞けば、日本シリーズでは、原監督と工藤監督の監督対決にも俄然興味が湧く視聴者も多いことだろう。
(ユーチューブライター・所ひで)