ダウンタウンの松本人志が、11月8日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、新型コロナがお笑い界にも深刻な影響を与えているとコメントし、注目を集めている。
タクシー運転手がマスクを着用していない人を乗車拒否できるという話題に触れた際、松本は「本当にコロナ早く終わってほしい」として、番組収録でも距離を取り、アクリル板があるおかげで「ボソッとボケる」ことができないとコメント。これを野球にたとえて「スローボールが使えないみたいな話で、球種が減っているだけでなくプログラムが組みにくい」と解説したのだ。
さらに話は、相方の浜田雅功にも及び、ソーシャルディスタンスのため「浜田はもう、ほとんど突っ込んでこない」と、コロナ禍におけるお笑いの難しさ、いわば芸人にとっての“コロナ禍”とでもいうべき悩みをにじませていた。
「近年、松本は引退について番組で触れることも多く、昨年『ワイドナショー』でも上岡龍太郎が58歳、島田紳助が55歳で芸能界を引退していることに触れ、『自分もその流れをくんでいるのかな』『そこまで長くないんじゃないかと思いますよ』などと発言。一昨年にも『ワイドナショー』で、タッキー引退の話題を受けて『この手があったか』『吉本のタッキーになりたい』とコメント。『オレはNSCの校長になりたい。マジメに』と話すひと幕もありました」(芸能ライター)
一方で、松本のテレビへのモチベーションは上がっているとする声もある。
「松本は9月に特番『審査員長・松本人志』(TBS系)、10月にも特番『まっちゃんねる』(フジテレビ系)で新たな笑いを模索中。また、昨年3月の話ではありますが、当時の『ワイドナショー』では、『最近は視聴率重視じゃなくなってきた。やりたいこと、おもしろいことだけを追求できる番組が前よりもできやすくなった』として『もうちょっとやってみようかな』ともコメントしていました」(週刊誌記者)
もっとも、モチベーションが下がったようなトークも、40歳で芸能界を引退するとかつて週刊誌の連載コラムで明かしていたことから考えると「ボヤキ芸」のうち、かも。
(窪田史朗)