日本プロ野球、選手の年俸は情報としてニュースで報じられることはあっても、監督の年俸の額についてはなかなか耳に入ってこないものだ。
かつて、楽天ゴールデンイーグルスで監督経験のある大久保博元氏は、みずからのYouTubeチャンネルの中で、年俸4500万円と球団から提示され、巨人の原辰徳監督に相談したところ、「最低1本(1億円)もらわなきゃ」と驚きの数字を返されたといったエピソードを明かしている。
では、大久保氏と同様、楽天で初代監督となった田尾安志氏はいかほどか…?
阪神タイガース、ダイエーホークスに籍を置いた元プロ野球選手、池田親興氏のYouTubeチャンネル〈たかほー 池田親興のちかチャンネル!〉に田尾氏が出演、気になる金額を明かした。〈【楽天監督回顧の裏側、年俸】田尾さん、実は監督も一度断っていた。〉とタイトルをつけた11月15日投稿回がそれだ。
田尾氏は、実は楽天からの監督依頼を一度断っていたそうだ。理由は、年俸の低さ。テレビなどの解説者の仕事でそれなりの収入を得ていた田尾氏、現役引退した阪神タイガースでの最後の年俸に比べ、解説者の収入は倍だったとも明かしている。…と言うことは、楽天からの提示額はそれよりも低かったと言うことで、その金額を「5000万円」だったと田尾氏は語っている。ところが、再度、楽天からの交渉の電話が鳴った際には、2倍の「1億円」に膨らんでおり、加えて、奥様から「初代監督なんてめったに経験できないこと」と背中を押されての一念発起だったようだ。
さて、楽天は来期、GMの石井一久氏が1軍監督と兼務することを発表した。石井氏が「いくら」で了承したかが気になるのは野暮というものだろうか…?
(ユーチューブライター・所ひで)