元プロ野球選手・田尾安志氏。1991年にユニフォームを脱いでいるが、その爽やかなルックスと小気味よい語り口から、92年春には、スポーツの情報を提供するテレビ番組「プロ野球ニュース」(フジテレビ系)のキャスターを務めている。
当時フジテレビの局アナだった中井美穂や小島奈津子らと肩を並べ、番組の顔となっていたのも懐かしく思い出されるが、このキャスターへの就任に、実は陰でアドバイスする人があったことを、田尾氏が、みずからのYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉で明かした。
1月10日に〈【引退】現役を引退したその時!何を思い、何を感じていたのか?〉とタイトルをつけた投稿回がそれだ。
引退直後、日本テレビから野球解説者のオファーを受けていたと語る田尾氏。その後、フジテレビからキャスターの話も舞い込んだのだが、出演料は大差なく、どちらにしようか決めかねていたそうだ。
そこに、「いち解説者とキャスターとでは違うぞ。キャスターのほうが画面に出る度合いも多い。まわりの見る目も違うんだよ」とアドバイスしたのは、かねてより交流のあった、シンガーソングライター・タレントのさだまさしの弟であり、さだが所属する芸能プロダクション「さだ企画」の社長も務める佐田繁理(さだしげり)氏であったと言い、それが縁で、佐田氏にお世話になったとも田尾氏の口から明かされている。
田尾氏現役引退後の「人生の決断」のきっかけとなったのが、さだ兄弟だったとは…何とも意外な交流関係が知らされる、興味深い話だった。
(ユーチューブライター・所ひで)