バストトップにも需要と供給のバランスがある。何度も懇願されて披露する女優もいれば、脱ぎたくても声がかからないなんてことも…。そんな監督や共演者、何よりファンからのニーズにより、日本でいちばん愛される「バストトップ女優」とは!?
「現在、彼女が断トツですね」と、映画評論家の秋本鉄次氏が前置きしたうえで、その理由を「コンスタントに」ベッドシーンを演じていて、バストトップが「コロンとして」おり、そして「バストの量感もタップリあって鑑賞にたえられる」と絶賛するのが、二階堂ふみ。現在放送中の連続テレビ小説「エール」(NHK)のヒロインを演じ、紅白の紅組司会者にも抜擢。まさに「今年の顔」であるが、「バストトップ界」でも顔になりつつある。
6年前から肌着姿を映画で披露。18年公開の映画「リバーズ・エッジ」(キノフィルムズ)で、ついにバストトップ出しベッド場面を演じた。役柄ゆえに冷淡なベッドシーンの印象が強かったが、「2年連続2度目」の解禁で、情念的な合体シーンを見せたのだ。映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」(19年、松竹)でのことで、二階堂は太宰治(小栗旬)の不貞相手、山崎富栄を演じた。
最後の不貞相手役だけに、ベッドシーンは圧巻。小栗に押し倒され、胸の肌着をズリ上げられるや、あおむけでも崩れないDバストが顔を出す。その尖端に色づく桜色を、もう少し見ていたかったが、小栗がそれを許さない。右バストトップをつまみ、左のそれを舐め吸いされてしまう。そこから約20秒間にわたって愛撫が続き、二階堂の唇からは悩ましい声が漏れる─。
ベッド場面の「アナリスト」を自任する、ライターの尾谷幸憲氏も惜しみない賛辞を贈る。
「女優さんは監督が望み、物語に必然性があれば脱ぐものですが、二階堂は脱ぎすぎ! 経歴や演技力からすれば、そんなに脱がなくてもいいのに。もしかしたら『本人が脱ぎたがってる?』と思ってしまうほどです」
大絶賛を受ける二階堂だが、クイーン・オブ・バストトップと呼ぶには、踏んだ場数が足りていない。
例えば、黒木瞳は主演デビューとなった映画「化身」(86年、東映)で迫真の“バストトップ出し情交”を披露。文芸評論家役の藤竜也が、黒木演じるホステスを女として磨きまくる。その初夜では「私が欲しいなら優しくしてください」とみずからバストトップを差し出すや、藤は口に含んで優しく責める。微バストながらも黒木の“先端”が屹立するさまがバッチリ拝める。
その後も黒木は映画「姐御」(88年、東映)や「略奪愛」(91年、東映)、さらに「失楽園」(97年、東映)でも突起全開。そのたびに「刺青情交」「キッチンプレイ」、そして「不貞」と、描かれるベッド場面はますます過激化の一途。
また、かたせ梨乃も豊かなボディを惜しげもなくさらしてきた。映画「極道の妻たち」(86年、東映)シリーズや「吉原炎上」(87年、東映)、映画「肉体の門」(88年、東映)などでバストトップを披露。ヤクザの姐さん、遊女にパンパンを演じ、まさに命を削るかのような情交シーンは、かたせを「肉体派」としてスターダムに押し上げたのだ。
二階堂に立ちはだかるのは大先輩ばかりではない。
宮地真緒も映画「失恋殺人」(10年、クロックワークス)で87センチの爆裂バストに沿う存在感ある先端を解禁してハードベッド場面を演じた。続けて、映画「妻が恋した夏」(14年、アルゴ・ピクチャーズ)や「夜明けまで離さない」(18年、アルゴ・ピクチャーズ)とコンスタントに連続「丸っと出し」をしている。芸能ジャーナリストの沖直人氏は、宮地はデビュー20周年を記念した写真集「逢燦燦」(講談社)を12月に刊行するが、それを「ラスト脱ぎ」とうたっており、また、黒木も映画監督としての顔を持っており、どちらもベッド場面は減っていくと指摘する。そのうえで、「二階堂へのニーズは強まり、新旧交代は早まっています」と予測してくれた。
11月公開予定の「ばるぼら」(イオンエンターテイメント)でも、二階堂のベッド場面があるようだ。今、最も愛されているバストトップは二階堂に決まりだろう。