12月3日に開かれたアンジャッシュ・渡部建の謝罪会見は、女性記者人から約100分に及ぶ「集団フルボッコ」の惨劇に終わった。改めて美人妻・佐々木希の存在がクローズアップされたが、そんな悲劇のヒロインに、お蔵入りになった映画があるのをご存知だろうか。さる映画ライターが語る。
「17年に公開予定だった『一茶』(KADOKAWA)のことですね。リリー・フランキーを相手に、新婚初夜の様子も克明に描かれるとのことで期待も高かった。ところが、出資していた財団法人の資金繰りが悪化し、公開がとん挫してしまったんです」
さらに同作の監督が撮影終了直後に心労で急死するなど、負の連鎖は止まらない。佐々木と同じように美人女優の誉れ高い瀬戸朝香は、主演ドラマ「終らない夏」(95年、日本テレビ系)で悲運に見舞われた。
「井ノ原快彦との共演で縁結びドラマとなりましたが、一方でシナリオが紡木たく氏のベストセラーコミック『ホットロード』との類似点が指摘された。全話の放送後に制作サイドがパクリの事実を認めたため、再放送もソフト化もいっさいなくなりました」(放送記者)
12月8日発売の「週刊アサヒ芸能」12月17号では、ほかにも加山雄三版「ブラックジャック」や、本物のネズミを集めすぎて制作中止に追い込まれた怪獣映画など、興味深い「放送禁止映像」を26本、カラーグラビアで特集している。永久保存版として読むことができそうだ。