「僕の中ではセーフだと思っていた」と2年前に暴力団との交際を理由に芸能界から引退した島田紳助(57)が、大阪・ミナミで怪気炎を上げた。それが紳助親分復帰の「のろし」だと──。
9月26日、紳助の姿が目撃されたのは、大阪・心斎橋の「BAR HASEGAWA」。紳助がオーナーの店だった。スポーツ紙芸能デスクがその様子を語る。
「紳助の登場をかぎつけて取材に訪れた写真誌のカメラマンに対し、紳助は終始落ち着いた様子だったようです。しかし、復帰に関しては完全否定したうえで、『自分は旅人だ』とケムにまくような話を饒舌にほえまくっていた」
復帰話こそ否定したものの、紳助は気前よく写真撮影にも応じたという。
「テレビ出演時のスーツ姿とは完全にイメージを覆す、黒のサングラスにロンゲという面相はかなり若返って見えました。それでも、かつての紳竜時代に戻ったようなヤンキーファッションでポーズを決める姿には、さすがに取材陣から失笑がこぼれたそうです。この日、紳助は滋賀のゴルフコースでみずから主催するゴルフコンペを行っていた。参加した50人ほどのメンバーの中には、関西の財界人、テレビ局関係者の姿もあった」(前出・デスク)
本人がいくら否定しても、古巣・吉本興業からの復帰を望む声はやまないようで、
「全盛期は紳助1人で年間30億円以上を稼ぎ出していた。吉本にとってはさんまさんと並ぶ2大稼ぎ頭だったんです。しかも今の吉本は常設小屋の乱立、映画製作、芸人グッズ販売、さらには都道府県ごとの名産品を売る『よしもと47ご当地市場』など多角化経営を推し進めたものの、本業のお笑いで紳助ほど稼げるスターが育っていない。大崎洋社長が事あるごとに紳助を復帰させたいと発言しているのはそういうフトコロ事情もある」(吉本関係者)
いまだに吉本では紳助という“打ち出の小槌”が待望されているのだ。とはいえ、紳助復帰には大きな障害も。
「黒い交際があった紳助には後援するスポンサーがつきにくいという問題がある。そこで考え出されたのがネットテレビで起用するという方法です。スポンサーを必要としないネットテレビなら障害が少ない。週6本のレギュラー番組を持ち、おバカユニットなどを次々と生み出したプロデュース能力は健在で、今でも個人的なつながりのある若手芸人にはダメ出し指導をしている。まずは、番組制作会社を立ち上げ、そこで裏方として紳助プロデュース番組で話題を呼び、再びテレビ復帰への道筋を作る“ステルス復帰”の青写真が描かれているわけです」(前出・吉本関係者)
はたして紳助復帰のXデーはいつなのか。芸能レポーターの佐々木博之氏がこう檄を飛ばす。
「確かに古巣の吉本、関西テレビ業界では復帰を望む声は根強い。本人だって、『自分を追い出した芸能界に10倍返ししたる!』と思っているでしょう。地道に裏方をするのもいいが、どうせならドカンとテレビで復帰するくらいのインパクトが欲しいですが‥‥」
「半沢直樹」も驚く紳助の逆襲はあるのか!?