12月7日、日本プロ野球の12球団合同トライアウトに参加した、元プロ野球選手の新庄剛志氏が13日に自身のインスタグラムを更新し、「1%の可能性を信じてやって来たが、今日0%になりただただ悔しいし情けない…」と現役復帰を断念する意向を明かした。
これを受け、元プロ野球選手の田尾安志氏が、みずからのYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉で、「新庄獲得にマイナスはそんなにない」と発言した。
12月13日に〈新庄剛志!お疲れ様でした!!もう一度君のプレイを見たかった!〉とタイトルをつけた投稿回がそれで、田尾氏は「プロ野球はある意味エンターテイメント、ファンのみなさんに楽しんでいただくのも大きなポイントだと思っています」と、新庄獲得にマイナスはないと主張。
また、みずからが楽天ゴールデンイーグルスの監督だった経緯からも、Bクラスの監督なら獲っていたとも語ったうえで、2年連続で最下位と低迷しているオリックス・バファローズが最適だとし、まして2軍監督の中島聡氏は北海道日本ハムファイターズで新庄氏とチームメイトであったことから、中島氏が声をかければ新庄氏も快く引き受けやすいであろうことも指摘し、「これからでも遅くない、中島監督どうでしょうか?ダメだったら外せばいいだけのことなので…」と、あきらめきれぬ様子の田尾氏だった。
新庄氏が入団すれば取材希望のマスコミや来場者が増えることは間違いなく、球団にとって多大な経済効果を生むことだろう。給料の額の問題ではないであろう新庄氏だけに、獲得に乗り出す球団が1つもないことに疑問を覚える声も少なくない。現実的には結論の出た話かもしれないが、監督経験者の田尾氏だけにその熱意ある語りに、見ているほうも今からでもどこか獲得に動いてくれないか、という気持ちにさせられた投稿回であった。
(ユーチューブライター・所ひで)