どこか、人によってはふてぶてしく映ることもあろう、元プロ野球選手・落合博満氏の独特なキャラクター。このキャラクターに「カチンと来た」といった過去のぶっちゃけエピソードを口にする人がいた。元プロ野球選手の田尾安志氏である。田尾氏のYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉の、11月26日に〈そこまで言っちゃう!?俺流、落合博満【プロ野球28会シリーズ】〉とタイトルをつけた投稿回がそれだ。
田尾氏が、昭和28年・29年生まれの同学年である元プロ野球選手の岡義朗氏をゲストに招いて語るには、落合氏が日本ハムに籍を置いていた頃の話だというから、1997年から98年のようだ。田尾氏がキャスターを務めるスポーツ番組「週刊!田尾スポ」(関西テレビ、関西ローカル)にゲストに招かれた落合氏が、すでに91年に引退している田尾氏に向かって、「田尾、なんでお前やめたんだよ」とぶっきらぼう気味に言ったのだそうだ。
もっとも、2人も同学年である。落合氏にすれば親しみを込めてのニュアンスもあっただろうが、「その言い方にカチンと来た」と田尾氏は振り返り、収録後に「オマエ、偉そうにぬかすな!」と言い返してしまったと言うエピソードを岡氏を相手に笑いを交えて明かしたのだった。
また、その落合氏のキャラクターについては、79年から86年までロッテオリオンズに所属していたことについて、当時は人気のなかったパ・リーグに籍をおいていたことを指摘し、「ファンのためにと言う意識がなかなか出なかったのではないか?」と田尾氏は語り、自分を野球界でアピールするために数字(実績)しかなかったのではないかと持論を展開したのだった。
これに視聴者からは「落合さんはファンのためにやってましたよ。」「落合監督の時はちゃんとファンに感謝する言葉もありましたよ。」といったコメントも届いている。田尾氏の分析は、確かに的を射ている面もある一方、同級生であるがゆえの抑えきれぬ田尾氏の感情もにじみ出ていたように見えた。
(ユーチューブライター・所ひで)