俳優の佐藤浩一が12月13日放送の「誰も知らない明石家さんま」(日本テレビ系)の中で、お笑いタレント・明石家さんまのプロ意識の高さについて言及した。
この日、番組では“笑いのプロフェッショナル“として長年にわたって芸能界のトップを走り続けているさんまの半生を特集。途中、プライベートで共に海外旅行に出かけるほど仲が良いという佐藤が、ゴルフ中のさんまの奇妙な行動を明かした。
佐藤は旅行先のオーストラリアにてさんまとゴルフを楽しんでいると、一打打つごとにさんまがはめていた手袋を毎回外している仕草が気になり、「なぜ外すんですか?」と本人に尋ねた。これにさんまは「右手(だけ)が日に焼けて、左手が白かったら、テレビを見ている人の目が散る。いらん事が気になって大事な話が伝わらなかったら嫌やねん」と答えたという。
この説明に佐藤は驚きと感動を覚えたとし、「(俳優の)僕らの方がより気を付けなきゃいけない。それから僕もゴルフをやるときは手袋を(毎回打つたびに)取ります」とさんまを参考にして自らの行動も改めたと明かしている。
「自分目線ではなく、常に視聴者側から“どう見られているか“を気にしていることが窺えるさんまのエピソードです。過去には、『お茶の間から笑ってもらいづらくなる』との理由から、髪の毛の白髪染めを欠かさず行っていることも明かしています。大御所俳優の佐藤にも行動を改めさせるほどのストイックさが伝わるさんまのプロ意識の高さに対し、ネットからも『さんまさんらしい気遣い』『やっぱり第一線でずっと活躍できる方なんだなぁと思いました』『見られてるっていう意識が強いんだね。“ゴルフなんて趣味だし“で片付けられそうなことなのに』との賞賛が殺到しています」(テレビ誌ライター)
地味ではあるが、国民的お笑い芸人の凄さを物語るエピソードである。(木村慎吾)