12月20日に決勝戦が行われた「M-1グランプリ2020」(テレビ朝日系)で優勝したマヂカルラブリーに仕事が殺到している。
優勝から一夜明けた21日、早朝から「めざましテレビ」(フジテレビ系)、「スッキリ」(日本テレビ系)、「グッとラック!」(TBS系)、「ノンストップ!」(フジ系)と各局の情報番組をハシゴ。
それぞれの番組でハイテンションな「M-1優勝ネタ」を披露し、ツッコミの村上は4番組目となる「ノンストップ!」で「焦点が合わなくなってきてます」と疲れを露わにしていた。
そんなマヂカルラブリーについて「年末年始はもちろん、来年も出ずっぱりの状況が続くと思いますよ」と語るのは、お笑い関係者だ。続けてもらおう。
「野田クリスタルが今年の『R-1』で優勝していることから、2021年秋に予定されている『キングオブコント2021』は史上初の『3冠』がかかった大注目の大会となる。お笑い業界全体で『マヂカルラブリーの3冠挑戦』を盛り上げるはずです」
さらに「今年の『M-1』の余波で、当面は前回チャンピオンのミルクボーイの仕事も激増しそうですよ」と同関係者。なぜなのか。
「無言でボケ倒したマヂカルラブリーしかり、2位となったおいでやすこがの『歌ネタ漫才』しかり、決してオーソドックスな漫才ではなかったことで、視聴者の間で『正統派の“しゃべくり漫才”を見たい』との声が高まっている。その結果、ふたたびミルクボーイに注目が集まっているんです」(前出・お笑い関係者)
来年はお笑い業界にとってホットな一年になりそうだ。
(山倉卓)