「大魔神」の愛称でも知られる元プロ野球選手、佐々木主浩氏。NPBでは、最優秀救援投手に5度輝き、中でも1995年から98年の4年連続は江夏豊氏に並ぶ最長タイ記録。その後、MLBに渡っても129セーブを挙げる大活躍を見せ、日米通算381セーブをマークして名球会入りも果たす名投手だった。
そんな佐々木氏が、元プロ野球選手、清原和博氏のYouTubeチャンネル〈清ちゃんスポーツ〉に出演し、自身がMLBに渡った経験から、今MLBがもっとも欲しがっているであろう日本人ピッチャーを明かした。
1月9日に〈【番長×大魔神】~俺を抱いた男たち~漢気対談!!清原も佐々木も野球界に喝〉とタイトルされた投稿回がそれだ。
対戦してみたい現役バッターを問われた佐々木氏は、昨シーズン最多安打を獲得したソフトバンクの柳田悠岐を挙げ、現役最強投手にはセ・リーグから巨人の菅野智之、パ・リーグからソフトバンクの千賀滉大の名前を挙げた。
千賀はストレートの速さもさることながら、「おばけフォーク」なる大きく落ちる球種を武器に、昨シーズン、最多勝利、最優秀防御率、最多奪三振に輝き、日本シリーズでも初戦を制する大活躍を見せた。自身のフォークに似ているとも語った佐々木氏は、
「(MLBが)日本のピッチャーで一番欲しいのは千賀じゃない。今の彼の若さだったら、とてつもない契約料だと思う」
と太鼓判を押し、これを受け、「千賀投手、メジャー行って下さい」と清原氏がスタジオの笑いを誘う一幕も見せたのだった。
この回では他にも、真下に、右下に、左下に…とフォークを投げ分けていたなど貴重な話も佐々木氏の口から明かされ、野球好きにはたまらない良回となった。
(ユーチューブライター・所ひで)