NPBのオリックス・ブルーウェーブとMLBで通算4367安打をマークした、元プロ野球選手のイチロー氏。「レーザービーム」とも称された強肩から成る守備、また意外に思われる方もいるかもしれないが、NPBとMLBでそれぞれ盗塁王のタイトルにも1度輝くなど、「走・攻・守」揃った選手だった。
ルーティンとも言うべき、バッターボックスでの構えも独特で、ヒットしても、凡退しても表情を変えないポーカーフェイスも特徴的だったが、これを「わざとカッコつけてる」と、一種の演出であるというように“暴露”する人がいた。「大魔神」の愛称でも知られる元プロ野球選手、佐々木主浩氏である。
元プロ野球選手、清原和博氏のYouTubeチャンネル〈清ちゃんスポーツ〉、1月13日に〈【番長×大魔神】2人だけが知るイチローのここだけの話!!〉とタイトルされた投稿回に佐々木氏が出演した時のことだ。
イチロー氏が海を渡った2001年から3年間、マリナーズでチームメイトだった佐々木氏は、「イチローは、わざとカッコつけて、カッコいい姿を見せるんだっていうスタイルなの」と語った。その一例として、佐々木氏登板の試合で、平凡な外野フライにも関わらず、イチロー氏はなかなか落下地点に行かず、ギリギリになって走り込んでのジャンピングキャッチ!ピッチャーの立場からしたら、いち早く安心したいところで、「いい加減にしろ、こっちはドキドキするじゃないか!」との佐々木氏に、「こうやってカッコよく捕るのが僕のスタイルですから」とイチロー氏は返答。華麗なファインプレーに見せてゲームセットにしていたと驚きのパフォーマンスを佐々木氏は明かしたのだった。
もっとも、そのスタイルを佐々木氏は評価もしており、イチロー氏は技術のみならず、魅せるパフォーマンスにおいても超一流だったようだ。
(ユーチューブライター・所ひで)