「去年、菅野が(メジャーに)行かなかったでしょ。あれね、条件が…これだけは絶対にないと、どんな選手も獲らない。イチローであろうと、松井であろうと、いっさい獲らないんだって。(中略)ヒントは、BIGBOSSのひと言。アメリカに行った時の…」
巨人・菅野智之に足りなかったものは、いったい何だろうか。まるでクイズのように問いかけたのは、元巨人の左腕であり、ロサンゼルス・エンゼルス日本担当スカウトの経歴も持つ角盈男氏である。槙原寛己氏のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉に出演して(6月9日)語った、メジャー行きを成功させる絶対条件は「とにかくアメリカでやりたい。金はいらない」というものだった。
「みんな『行きたい、行きたい』で、それでも成功できるかどうか分からない。成功する確率が低いところなのに、イヤイヤ獲って成功するわけがないって…そういう考え方」
ホームランは日本での実績の半分で、メジャーは評価する。松井秀喜を例に挙げれば、02年に巨人で50本塁打をマーク。ヤンキース移籍後の03年からは16本、31本、23本…となっている。
日本では想像もしなかった厳しい世界に身を置くのだから、それ相応の覚悟が必要だということだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)