篠原涼子が性戯シーンを解禁するという、今年放送予定のNetflixドラマ「金魚妻」。篠原は、美容室を経営する夫からのDVに耐える毎日で、家庭という狭い世界で逃げ場のない身を金魚鉢で泳ぐ金魚と重ね合わせていた主婦さくらを演じる。原作漫画をもとに再現すると、さくらは金魚を飼いたいと、足を運んだ金魚店のバツイチ中年店主と親密になり、家を飛び出す。そして金魚店に住むようになり、一線を越えた関係にどっぷりとハマッてしまう。
─燃え上がる不貞愛は、さらにエスカレート。まだ明るい昼間、金魚店の鍵を閉め、マッパの2人はベッドでギシギシと音を立ててむさぼり合っている。
「あんっ。んん。こんなに相性がいいとは…」
股の間に顔を埋める男に、夫では味わったことのなかった快感に浸るさくら。
「もっとしてください。私…帰りたくないです。ずっとここにいたいです」
みずから店主にまたがるや、激しい馬乗りの体勢のままそう懇願するのだ。
さらに浴室での混浴シーンもあるなど、“性戯”のバリエーションは多彩。店主に抱えられるように後ろから胸を揉まれ、感じる美熟妻の色香が存分に描写されている。
これでもかと情交描写が繰り出される同作品について篠原は、こう“ヤル気満々”のコメントをしたものだ。
「私自身、演じたことのない役柄でもございましたので、挑戦させていただくという思いで出演させていただくことになりました」
そんな篠原は現在放送中のNHK朝ドラ「おちょやん」で、主人公・千代の奉公先の女将シズを演じている。さらに「アンフェア」(06年、フジテレビ系)や「ハケンの品格」(07年・20年、日本テレビ系)といった代表作のほか、18年公開の映画「人魚の眠る家」(松竹)で、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。強い女性を演じることが多かった篠原にとって、今回のベッドシーンは大きな挑戦になると、コラムニストの峯田淳氏は「『アンフェア』のイメージ脱却を狙っているのだと思います」と前置きして、役どころが「夫のDVから逃げて不貞する女性」であるという点に「今までとは全然違いますね。もし原作どおりとなれば、大きな話題になることは間違いない」と語った。
一部で、夫・市村正親との別居報道もあるが、
「20年3月上旬から別居しています。『ハケンの品格』撮影のため多くの関係者と接することになった篠原は高齢の夫を気遣い、自宅近くにマンションを借りたみたいですよ。市村にも『女優たるもの、私生活まで役に入り演じきるんだ。受けた仕事は全うすること』と言われているので、別居と今回の役には肯定的なようです」(芸能プロ関係者)
私生活でも「金魚妻」にならないといいのだが…。
さて、同じくNetflixで20年12月に放送開始した作品が「今際の国のアリス」だ。ヒロインの土屋太鳳はここで、過去最大の妖艶シーンに挑んでいた。
物語は東京を中心に繰り広げられ、異次元の世界に迷い込んだ人々が生死をかけたサバイバルゲーム(通称・げぇむ)に参加して生き延びなければならない。
土屋演じる「ウサギ」は父から教わったサバイバルスキルを武器に、仲間とともに理不尽な異世界からの脱却を目指す。ダブル主演を務めるのは、山崎賢人だ。