スポーツ

避けるのが“うまかった”のに?衣笠祥雄、「被死球数」が物語る“鉄人ぶり”とは

 日本プロ野球界において、もっとも死球を受けているのは、清原和博氏の「196」(プロ通算22年)である。大打者である以上、執拗に内角攻めを受けるのは致し方ないことだろうが、清原氏入団当時に西武ライオンズで打撃コーチを務めていた土井正博氏いわく、「デッドボールの逃げ方、教えるの忘れた…」とこぼしているそうだ。

 近鉄バファローズ、中日ドラゴンズ、西武ライオンズのセ・パ3球団で活躍した元プロ野球選手の金村義明氏が、元フジテレビアナウンサーのフリーアナ・田中大貴のYouTubeチャンネル〈田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン!】〉の昨年12月1日投稿〈【暴露】金村義明が選ぶエグい打者ベスト3!鉄人と呼ばれたあの名打者の驚愕移動パターンを暴露?!<プロ野球ニュース>〉に出演した際にそう明かしている。

 また、この回では、鉄人とも称された元プロ野球選手、故・衣笠祥雄氏の名前も挙がり、衣笠氏は体が柔らかく、逃げるのがうまかったと金村氏は称している。

 ゆえに、「2215」試合連続出場(1970年10月19-1987年10月22日)の日本記録につながったのかと思いきや、衣笠氏はプロ通算23年間で「161」と、意外と死球を受けている。

 ちなみに、他の大打者で被死球を比較すると、長嶋茂雄氏は「43」(プロ通算17年)、山本浩二氏は「62」(プロ通算18年)、落合博満氏は「63」(プロ通算20年)、王貞治氏は「114」(プロ通算22年)、野村克也氏は「122」(プロ通算26年)となり、衣笠氏の被死球数の高さがうかがえる。

 もちろん、逃げる技術も卓越していたことであろうが、これだけ死球を浴びて試合に出続けていたということは、衣笠氏は、やはり「鉄人」なのだと再確認する機会となった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」