さて、朝の情報番組枠で日テレに地殻変動が起きたことで、相対する他局も騒がしくなってきた。
平日早朝5時50分から放送されている「ZIP!」の水卜アナを迎え撃つ裏番組といえば、先んじて5時から同じく8時まで放送されるNHK「おはよう日本」である。メインキャスターを務めるのは桑子真帆アナ(33)だ。
桑子アナは昨年2月、和久田麻由子アナ(32)と入れ代わる形で「ニュースウオッチ9」から「おはよう日本」担当となった。さらに昨年の「紅白歌合戦」では1年ぶりに総合司会という大役も務め上げ「NHKの顔」を証明。水卜アナを迎撃するのに不足はない。ところが状況が変わったと、NHK関係者がささやく。
「一昨年から交際している小澤征悦(46)と年内には結婚すると言われているんです。というのも、桑子アナは小澤との交際は真剣だとアピールし、『結婚も視野に入れています』とすでに局に報告しています。さらには、結婚に向けて小澤が桑子アナに『仕事を辞めてほしい』と言っているというのです。少なくとも秋の編成には間に合うように、結婚退社を局に伝えるでしょう」
近い将来のエース離脱危機について、NHKも手をこまねいているばかりではなかった。すでに後継として、「ニュース7」でサブキャスターを務める平日担当の上原光紀アナ(29)と、土日担当の池田伸子アナ(35)の名前が浮上している。
女子アナウオッチャーの丸山大次郎氏が解説する。
「NHKでは『おはよう日本』『ニュース7』『ニュースウオッチ9』の3番組が出世コースとなっている。その担当者は必然的に、局の期待を大きく背負っています」
熾烈な看板争いが予想されるが、一歩リードしているのはベテランの池田アナだという。
「『朝』のイメージとして順当なのは清楚な池田アナですね。報道から情報バラエティー系まで、そつなくこなしてきています。名古屋放送局時代には、12年と13年に『おはよう日本』のキャスター代理を担当したこともあるので、そこも強みでしょう。一方の上原アナは派手な美形ルックスで、桑子アナや和久田アナと並ぶエース的な華やかさが武器です。とはいえ、付きまとうのは『夜』のイメージ。いかに『おはよう日本』になじめるのかがカギとなります。桑子アナも夜から朝にシフトした口ですから、エースを禅譲されたいのであれば、前任者の歩みを研究し、踏襲してほしいものです」(丸山氏)
朝の顔を襲名するためには、他局ばかりか、身内とのレースにも勝ち残らなければならないのだ。