いよいよ終盤は「【6】スタッフ受け」が勝負どころとなるが、ここでも大差がついた。勝ったのは、ハングリー精神旺盛な鷲見だ。番組スタッフが証言する。
「鷲見は仕事欲しさもあってか、スタッフへの気配りがすさまじい。ここまで徹底しているタレントは見たことがありません。昨年、ある番組の打ち合わせ中、制作スタッフの手にかすり傷を見つけた彼女は、わざわざカバンから絆創膏を持ってきて、スタッフに絆創膏を貼ってあげていたんです。それ以降、『絆創膏サービス』と言われて語り草になっています」
常に周囲へのアピールを忘れない鷲見がここにきて番組出演を増やしているのも、こうしたスタッフ受けがあるからにほかならない。
「ありとあらゆる番組の関係者に『いつも楽しみに見てます!』と言っている。一部のスタッフからは『どれだけテレビ漬けの生活を送っているんだ』と陰で皮肉られているほどですよ」(番組スタッフ)
ところが番組スタッフに対する田中のスタンスは、鷲見とまったく対照的なようで──。
キー局ディレクターが嘆いてみせる。
「田中は番組の進行や編集について率直に不満をぶつけてくる、スタッフ泣かせのタレント。良く言えば『プロ意識が高い』ということなのでしょうが、気の弱いスタッフだと、彼女の番組を担当するだけでノイローゼになる場合もある。決してウケは良くないですよ」
田中の圧勝かと思いきや、ここまでイーブンの3勝3敗。ラストは、男を誘惑する究極の「【7】アソコ対決」だ。芸能関係者が言う。
「『大河ドラマ出演』が宿願の田中にとって、NHKに嫌われかねないスキャンダルは禁物。当面『オトコ断ち』を続けるのではないでしょうか」
一方の鷲見は翼を広げており、「超大物芸能人」との親密説も飛び交っている。
「彼女をいたく気に入っていて芸能活動の後ろ盾となっているのが、明石家さんま(65)。『トークにメリハリがある』『面白いし可愛い』と大絶賛しています。自身の『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に呼ぶだけでなく、別番組の関係者にも『もっと彼女を使ってあげて』と宣伝まで買って出ている。あまりの寵愛ぶりに『熱愛に発展してもおかしくない』との声すら出ているぐらいです」(キー局ディレクター)
なんと、女優転身に邁進する田中を差し置き、鷲見が4勝3敗で破る金星を挙げる結果となったのだ。
しかし、
「鷲見もウカウカしていられませんよ」
と語る春山氏は、思わぬ伏兵の登場を示唆する。
「今年、フリーアナ界で台風の目となりそうなのが、中京テレビ出身の市野瀬瞳(36)。彼女はバラエティー適性が抜群な上、鷲見と同様に『NGナシ』。今後、鷲見にとって大きな脅威となるでしょうね」
「フリーアナ戦国時代」はまだ終わりそうにない。