現在、女子アナ出身の2人は女優業に力を注ぎ始めている。その「【2】演技力バトル」では、鷲見が意外ともいえる高評価なのだ。テレビ東京関係者が続ける。
「彼女は1月10日放送のドラマ『アプリで恋する20の条件』(日本テレビ系)で披露したキスシーンが話題になったことで、各局から注目を集めています。大学時代に女優を目指していたこともあり、基礎的な演技力が身についているんです。今春以降、大幅に女優としての出番を増やすのは間違いないと思います。とりわけ彼女を買っているのがフジテレビで、4月にスタートするドラマ『レンアイ漫画家』『イチケイのカラス』のいずれかでキャスティングする動きがあると聞きました」
お堅いイメージのある鷲見アナだが、コントでは意外なアドリブに適性を見せつけた。
「1月3日に放送されたフジテレビのコント番組『新しいカギ』でのベタな芝居も大好評。今後はコントでも重宝されるのではないでしょうか」(テレビ東京関係者)
迎え撃つ女王、田中は昨年、浜崎あゆみの自伝的ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレビ朝日系)で、往年の大映ドラマを彷彿させる振り切ったキャラクターで一躍脚光を浴びたほか、アナウンサー中心の事務所から、女優に重きを置く事務所に移籍したばかりだ。
「今や彼女は正統派女優を意識するあまり『フリーアナウンサー』はもちろん、『個性派女優』と呼ばれることすら嫌がるようになりました。インタビューでは『狂気の眼帯秘書役』が話題となったドラマ『M』の話題を出すことに、NG指定することもある。目指すは『大河ドラマ』と『朝ドラ』ですよ」(ドラマ関係者)
そうした中、これまで主戦場としていたバラエティーは封印する公算が高くなる。
「田中がバラエティー番組から姿を消す日は遠くありません。レギュラー出演する『ジョブチューン』『有吉ジャポンII ジロジロ有吉』(いずれもTBS系)での3月末降板説が1月下旬に報じられただけでなく、先輩女優の長谷川京子と共演する『グータンヌーボ2』(フジテレビ系)だけを例外に、バラエティーを卒業する意向を示している。好評の『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)も今夏降板説が囁かれています」(テレビ東京関係者)
いずれも譲らぬ女優適性争い。はたして勝者は──。
女子アナ評論家の春山マサハル氏は、
「期待されているといっても、鷲見は未知数。現時点では田中の足元にも及ばないでしょう」
と指摘する。
とりわけ春山氏が重視するのが、田中の大胆濡れ場で、
「2年前のドラマ『絶対正義』(フジテレビ系)で不倫相手役の神尾佑(50)をリビングで押し倒し、野性的で貪るようなキスシーンを演じている。路上でのキスシーンを2度やったくらいの鷲見では、勝てっこありません」