2月10日の情報番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)が、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長による女性蔑発言について取り上げた。同番組での、おぎやはぎ・小木博明の発言に注目が集まったという。
「小木は森会長の騒動について、価値観のアップデートが必要と指摘しつつも、『男女平等とか言ってますけど、俺の一個人の考えでは、ここ2、3年前から一気に女性の方が上にいってるから。怖いんですよね、こういうところで発言するのも。なんか女性のことちょっとでも言ったら…、女性ってピラニアじゃないですか』と、少しの失言で袋叩きにされるかもしれないという恐怖があると明かしました。これには視聴者から『ピラニア発言には笑った! 確かに集団でずっと噛みつき続ける様子がそうかも』『今度は小木がピラニアの餌食にされそうで心配』『女目線でもそう思う。今回はさすがにピラニアっぽさが否めない』と様々な声があがりました」(テレビ誌記者)
その一方で、今回の森会長についてMCの坂上は、4日の放送にて「呆れるしかない。男女平等に関しても政治の世界が一番遅れてる」と痛烈批判。さらに森会長の辞任を引き止めたという組織委員会の対応に対しても、8日の放送で「みんな引き留めたっていう。あのオッサンたち何やっとんねんっていう話。同罪ぐらいだと思うよ」と厳しく切り捨てた。
この連日に渡る坂上の森会長批判に対し、ネットでは過去の発言が掘り起こされる事態となっているという。
「坂上といえば過去、バラエティ番組で『ブスは家から出るな』『女は顔だ』と、女性に対する辛辣な発言を繰り返してきました。それにもかかわらず、連日ワイドショーで森会長を叩き続けていることで、ツイッターでは、坂上の過去の発言をまとめたキャプチャー画像や動画が大量に拡散されることに。するとネットでは『よくこれで森会長を叩けるな』『どの口が言ってるの?の典型』『ピラニア発言の小木よりエグい』といった発言が飛び交い、炎上する事態となっています」(前出・テレビ誌記者)
そんな坂上は、2月10日発売の「週刊新潮」のコラムにて、自身の発言が炎上してもSNSの閲覧を拒否していると断言。そして「本当にヤバイ時はプロデューサーさんから教育的指導が入るでしょうし、ぶっちゃけ炎上を気にしていたら情報番組の司会なんかできませんから」と綴っている。現在は女性に対する考えが変わっているかもしれないが、今後も視聴者からのツッコミは続きそうだ。