1月期ドラマの中において、実は業界内でも最大級の注目を集めているといわれるのが、池脇千鶴の9年ぶりの主演ドラマ「その女、ジルバ」(フジテレビ系)だ。
「物流倉庫で働く冴えない40代女性が、熟女BARでホステスとして働きながら、失った希望と自信を取り戻していくというストーリーが多くの女性を勇気づけているようで、大好評なんです」(テレビ雑誌記者)
ドラマにリアリティを持たせているのは、池脇の演技と“役作り”のスゴさである。
「“いや、そこまでやらなくても”とも思わせる、老け役作り。目の周りの皮膚は黒ずみたるんでシワシワ、頬は垂れ下がりほうれい線もくっきりで、“おばちゃん”を通り越して“おばあちゃん”にさえ見える。かつての童顔で可愛らしい池脇のイメージからのギャップがスゴいんです」(前出・テレビ雑誌記者)
その“異変”は、番組スタート前から話題になっていた。
「放送に先駆け、番宣で出演した『クイズ!ドレミファドン!冬ドラマ豪華俳優陣が激突!新春SP』での姿が、“池脇千鶴”と紹介されていなかったら誰だかわからないレベルで、視聴者をザワつかせ、その変貌ぶりがツイッターでもホットワードに浮上したほどでしたね」(ネットライター)
15年公開の映画「きみはいい子」では、生活感のある母親役を演じるため大幅に体重を増やすなど、徹底した役作りをして作品に臨むのが池脇スタイル。とはいえ今回、40歳の女性を演じるには明らかにやりすぎだろう。
「あれを“特殊メイク”だと解釈する記事やコメントも多いですが、あれがメイクならハリウッド級のクオリティ。あるいは、CGでも使わないと理屈が合いません。むしろメイクは池脇の“行き過ぎた老い”を隠そうとしているようにも見える。ネット上には健康上の問題があるのではと心配する声も多いんです」(芸能ライター)
今後の池脇の方向性も含め、色々な意味で目が離せない。(露口正義)