今秋放送スタートとなるNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」は、ヒロインが3人という朝ドラ史上初の試みだ。川栄李奈は、深津絵里、上白石萌音とともにヒロインに選ばれた。
「川栄にとって朝ドラは16年放送の高畑充希主演『とと姉ちゃん』以来です。AKB48在籍時の14年頃から女優業を本格化させていますが、朝ドラヒロインのオーディションは当時から受け続けており、悲願でした。6度目の挑戦で、ついに念願となるヒロインの座を勝ち取りました」(スポーツ紙芸能デスク)
この間、川栄は女優として確実にステップアップしてきた。19年にNHK大河「いだてん~東京オリムピック噺~」をはじめ、4本のドラマ、3本の映画に出演。同年の産休を経た昨年も連続ドラマ「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビ系)や、映画「ステップ」(エイベックス・ピクチャーズ)などで存在感を見せつけた。
「今年に入ってからも現在フジテレビ系で放送中の連続ドラマ『知ってるワイフ』に加え、2月14日にスタートしたNHK大河『青天を衝け』で草なぎ剛扮する徳川慶喜の正室役が話題となっている。結婚、出産を経験して、ますます女優としてパワーアップした感があります」(前出・スポーツ紙芸能デスク)
芸能ジャーナリストの竹下光氏が、川栄の女優としての魅力を語る。
「AKBの頃は『おバカキャラ』ばかりが注目を集めていました。しかし撮影現場では、セリフ覚えがよく、監督からの演技指導もすぐに理解し、演じる役柄にピタッと順応できることから『頭のキレる女優』として評判でした。アイドル時代に出演していたバラエティー番組では『AKBのウソ泣きクイーン』などとイジられ、おバカとしての認知度が高まるばかりでしたが、仕事ぶりを知る周囲はキャラ自体は演じているもので、ウソだと信じていました」
女優として順調にステップアップしている川栄の「真実」を、3月2日発売のアサヒ芸能3月11日号では詳細にレポートしている。