女優の川栄李奈が10月12日、第48回衆院選の期日前投票デモンストレーション記者発表会に登場した。川栄は10月22日に投開票される衆院選の選挙啓発イメージキャラクターに起用され、“選挙の顔”として全国に掲出されたポスターに登場している。
そんな川栄に対して「私を選んでほしかった」という女性タレントたちの妬みが向けられているのは想像に難くない。だがそんな恨み節を口にするのは川栄と同じ元AKB48でも、映画やドラマで切磋琢磨する女優たちでもないというのである。今どきの「選挙啓発キャラ」事情について芸能ライターが指摘する。
「今、川栄の起用を最も悔しがっているのは、18歳の若手タレントたちでしょうね。16年の参議院選挙では選挙啓発ポスターに当時18歳の広瀬すずを起用。これはもちろん同年に実施された18歳選挙権をアピールするためです。そして今年7月の東京都知事・都議選ではやはり18歳の橋本環奈が起用されました。そして今回は衆議院選挙としては初の18歳選挙となるため、同じような形になることが予想されていたのですが、フタを開けてみたら22歳の川栄に決定。18歳タレントたちはさぞや肩を落としたことでしょう」
それではなぜ今回は18歳タレントが起用されなかったのか。前出の芸能ライターが謎解きする。
「選挙啓発ポスターに起用されるには相当な知名度が必要。その点で今の18歳に目ぼしい人材がいないのです。来年上期の朝ドラに主演する永野芽郁や、平愛梨の妹としても知られる平祐奈が有力候補ですが、やはり広瀬や橋本の域には及ばない。藤田ニコルや岡田結実なら適任な感じもしそうですが、二人はそれぞれ19歳と17歳で微妙に外れています。アイドルグループを見回しても46/48系の18歳で全国区の知名度を誇るメンバーは見当たらず、私立恵比寿中学の廣田あいかも一般知名度はまだ高いとは言えません」
なお次回の国政選挙は19年7月の第25回参院選になるはず。すると18歳は2001年生まれとなり、初の記念すべき“ミレニアム選挙”となる。01年生まれのタレントは今から、選挙啓発キャラを目標に頑張ってはいかがだろうか。
(金田麻有)