女優の川栄李奈が絶好調だ。3代目のヒロインとして出演しているNHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が好評で、一躍注目の若手女優となっている。これまではなかなか話題作で主演を務めることができずにいたが、「カムカム」のおかげで、すでに2022年を代表する女優になるとまで言われている。
「今回の活躍を受けて、川栄には新作ドラマやCMなど仕事の依頼が事務所に次々と舞い込んでいるようです。好感度が高くCMなどに多く出演していましたが、これといった代表作がなく若手女優の中で目立つ存在ではなかった。しかし、今回の『カムカム─』では、同じく主役を担当した上白石萌音、深津絵里を凌ぐ人気を獲得している。2022年は大ブレイクの年になりそうです」（民放関係者）
今回の川栄のブレイクは、NHKのドラマプロデューサーに気に入られたことが大きかったとか。
「NHKのドラマは民放よりギャラは安いのですが、そのぶん注目度は上がります。川栄はこれまで、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』や大河ドラマ『いだてん～東京オリムピック噺～』、『青天を衝け』などに出演してきた。現場での評判もよくNHKでの下積みを重ねたことで、倍率の高い朝ドラのオーディションを勝ち抜いて『カムカム─』への出演につながりました。そのおかげで人気は格段に上がり、CM料金もぐっと上がったようです」（前出・民放関係者）
そんな川栄だが、AKB48では“おバカキャラ”のアイドルとして活躍。しかし、それも今となっては「演技」だったのではないかという憶測まで出ている。
「川栄は人気があったものの、AKB48の中でそこまで目立つ存在ではなかった。そんな時に、出演したバラエティ番組で珍回答を行って、それがハマってから、そうしたキャラで人気を博していったのですが、もともとは、頭の回転もよく機転が利く事で有名だったので、周囲には少々違和感を覚える人もいたそうです。もしかするとその頃からおバカキャラをうまく演じるということで大女優としての片鱗を見せていたのかも知れません」（前出・民放関係者）
さらに、川栄は現場での評判がいいことでも仕事を広げてきたという。
「アイドル出身の女優の中には扱いづらいタイプも少なくない中で、川栄はどんな仕事にも低姿勢。いまだにスタッフへの挨拶や差し入れを欠かさない。現場で有名な愛されキャラとして知られ、NHKで仕事が続いているのも人柄が制作陣に好かれていることも関係しているようです。このまま行けば、綾瀬はるかや石原さとみクラスの女優に化ける可能性がある逸材として周囲から期待されています」（前出・民放関係者）
結婚して子供もおり私生活もすっかり安定している印象の川栄。この勢いで、大女優への道を驀進していきそうだ。
（渡邊伸明）
