「売れれば正義」なら、彼女の惨敗だが…。
タレントの藤田ニコルが、プロ野球の楽天イーグルスに復帰した田中将大投手へ本音をぶつけたことが物議を醸している。藤田は楽天球団が設立した個人ファンクラブ「マー君クラブ」の中でも、10人限定で年会費180万円の「マー君クラブVIP」について「こんなお金がギラギラしてる年会費なんかちょっとヤダかもしんないなぁ」と、27日放送の「アットホームpresents藤田ニコルのあしたはにちようび」(TBSラジオ)で発言。するとネット上では賛否がもののみごとに真っ二つになってしまったとか。
「売り出された瞬間に即完売だったというVIPファンクラブ会員ですが、ワイドショーのコメンテーターのほとんどが『払える人には高くない』という肯定派ばかりだったことが印象的でした。実はコロナ禍で経済的に苦しむ人が多い中で、お金持ちしか夢を見られない商法にSNSなどでは批判も少なからずありましたが、公にそういうことは取り上げられませんでしたね。でも、それを藤田さんが言ったことで『自分もそう思ってたからよく言った』という意見がバーッと広がりましたね。それと、楽天といえば東北のチーム。震災復興をともに…という球団に対し『被災者なら絶対に入会できない商法が嫌』という切実な声ととともに、かつてオリックスが“頑張ろう神戸”を背負った時代を持ち出して『イチロー選手ならそんなの絶対にやらなかったと思う』という持論を言う人もいましたね」(週刊誌ライター)
でも、野球音痴でも有名な藤田が「ヤダ」と言ったことで「野球に興味がない人に言う権利はない」など、藤田自身がこの話題にふさわしくないという反発がマー君ファンから大量に投稿されることに。さらには「自分だって着用した服を袋詰めにしてファンに売りつけてたじゃん!どこが違うの?」とブーメランも。
野球選手はスーパーヒーローみたいな感じだから「タダであげてほしい」とグッズなどのVIP特典について評していた藤田だが、プロ選手はボランティアではないことも確か。今回は残念ながら藤田のほうが劣勢のようだが、もし、各球団がイケメン人気選手たちなどを起用して今回のマー君商法に出てきたら、その時はいろいろ問題になってしまうかも?
(飯野さつき)