ピン芸人のナンバーワンを決める「R‐1グランプリ2021」(フジテレビ系)が3月7日に放送され、女芸人のゆりやんレトリィバァが優勝を果たした。これで2017年に初代女王の座についた「THE W」と二冠王に輝いたことになる。
ゆりやんは2015年から2018年まで4年連続で決勝に進出。2018年に準優勝と惜しくも優勝を逃している。この2年間は、アメリカのコンテストに参加するなど武者修行に明け暮れ、大会参加を見送っていたが、今年から出場規定が芸歴10年以内に変わり、8年目のゆりやんにとっては決死の覚悟で挑んだ大会だった。
翌8日の「ノンストップ!」(フジ系)に出演したゆりやんは、ここでもネタを披露。審査員を務めた陣内孝則も「ゆりやんが、パッと空気を変えた」と高くその実力を評価した。
「映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』がきっかけで、子供の頃からアメリカ進出が夢だったゆりやん。2015年には深夜番組『世界のどっかにホウチ民』(TBS系)に出演した際、ホウチ民の1人として3カ月間アメリカのニューヨークへ滞在しています。2019年にはアメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出演。星条旗の水着を着て、角刈りのカツラを被りダンスパフォーマンスを披露したのは、記憶に新しいところ。しかも尊敬する渡辺直美が3月1日に自身のインスタグラムで、アメリカのエージェント会社2社と契約し、マネージメントを吉本興業に残したまま、4月から活動拠点をアメリカに移すことを発表しています。ゆりやんは、英語はベラベラ。このタイミングで『R‐1』で優勝したことで心置きなくアメリカ進出にチャレンジできるのではないでしょうか」(週刊誌記者)
ゆりやんは昨年、渡辺直美のYouTubeチャンネルで、レディー・ガガとアリアナ・グランデのコラボ楽曲のパロディ版を披露して絶賛されている。いよいよ、機は熟したか。
(窪田史朗)