モーニング娘。の元メンバー・藤本美貴。現在は自身のYouTubeチャンネル「ハロー!ミキティ」で、ケラケラとよく笑い明るい笑顔を見せているが、デビュー当時は笑顔がなく、どこか女王様気取りといった印象もあった。
そんな彼女を振り返れば、2000年にモー娘。のオーディションに参加するも、落選。それでも辛うじて事務所に拾われ、ドラマ「新・美少女日記」(テレビ東京系)でデビューを果たすと、02年にはシングル「会えない長い日曜日」をリリース。その年の「NHK紅白歌合戦」で初登場を果たし、翌年1月についにモー娘。加入を発表している。
しかし、3月9日に投稿した「赤裸々すぎて削除されるかもしれません【ミキティ人生ゲーム】」とタイトルした動画において、「紅白歌合戦」の放送直後にモー娘。加入を知った藤本は、「事務所スタッフに拉致され…」告げられたのだと表現している。
しかも、当時は加入について「嬉しいです」とマスコミ向けに答えていたが、「全然嬉しくなかった」と明かす藤本。オーディションで落とされたモー娘。をライバル視して励んで来た努力は何だったのかと、「ウソでしょ!?」というのが本音だったようだ。当時は「病んだ」時期もあったとも振り返り、そのため笑顔も消えたことで「美貴様」の異名を取ったのだと、今でこそ笑いを交えて口にしたのだった。
当時、17歳だった自身の乙女の気持ちを36歳になってようやくカミングアウトした藤本。しかし、絶対笑わない時期もそう長くはなく、03年9月にモー娘。が「さくら組」と「おとめ組」に分断された際、心機一転を図ったことも明かされている。わずか1年間の印象が世間の間でも色濃く残ってしまうとは…ネガティブなイメージに対する人の記憶は恐ろしい。
(ユーチューブライター・所ひで)