昨年6月13日放送の生放送情報番組「王様のブランチ」は、前代未聞のオープニングとなったことは報道などでご記憶の方も多いのではないか。当時MCだったアンジャッシュ・渡部建は、複数女性との不貞問題が「週刊文春」で報じられ、無期限の芸能活動を自粛。渡部不在に、もう1人のMC・佐藤栞里が健気に番組を進行しようとするも、涙ぐみ、共演者のオリエンタルラジオ・藤森慎吾が「栞里ちゃんにこんな顔させんじゃねえぞ、本当に!」と渡部を想定してカメラに向かって“キレる”というチャラ男らしからぬ“男気”を見せたのだ。
その藤森が、爆笑問題の太田光と、くりぃむしちゅーの上田晋也がMCを務めるトークバラエティ番組「太田上田」(中京テレビ)のYouTubeチャンネル〈太田上田【公式】〉に出演。4月16日の〈【太田上田#284【2】】藤森さんの長所と短所を聞くはずが大荒れトークになっちゃいました〉とのタイトルの投稿回で、太田から「ブランチ」でキレたことについて振られると、藤森は「渡部さんに怒った藤森、男気がいい…って勝手に持ち上げる記事ありましたけど、そんなことなくて…」と、放送前の舞台裏について語り始めた。
藤森によると、渡部がいない状況を盛り上げようと、放送前には「何だよ渡部よ~!」と、半ばみんなでイジリつつ、むしろ結束を強めていったブランチの面々。佐藤は「私が何とかしますから大丈夫!」と意気込みを語っていたそうだ。が、番組が始まると佐藤が感極まって泣き出した。それで、思わず放送前の“みんなでイジる”というテンションがよみがえり発した言葉だったようだ。
藤森は4月7日、プログラミングスクール「DMM WEBCAMP」のアンバサダーに就任したことを受けて都内で行われたWEBCM発表会に出席し、「チャラ男にそろそろ限界を感じておりまして…」と発言している。どうやら渡部の不貞騒動が、藤森の新たな魅力を引き出すことに“一役買った”とも言えそうだ。
(ユーチューブライター・所ひで)