元プロ野球選手の田尾安志氏といえば、2005年、田尾氏は東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督に就任したことでも有名だ。開幕1試合目はエース岩隈久志氏の活躍から「3対1」で球団初勝利を収めたものの、3月27日の開幕2試合目には「0対26」といった歴史的大敗を喫し、終わってみれば38勝97敗1分という成績不振で最下位。3年契約のところ、1年で監督を解任されている。
そんな田尾氏が、元プロ野球選手・高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉に出演。2年目も監督続投の可能性があったことと、「巨人V9戦士」の1人として活躍した、あの人物が、楽天にGM入りする予定だったことを明かしていた。
去る4月15日に〈【楽天の監督を引き受けた理由は○○!!】田尾さんの監督就任した裏側を語ります!〉とタイトルした投稿回がそれで、GM入りする予定だった人物とは、選手としての功績だけでなく、監督としてもヤクルトを1回、西武ライオンズを2回日本一に導いた名将・広岡達朗氏であった。
来期についての構想を話し合ったうえで、「来年やってくれ!」と田尾氏続投の判断を下したGM参入予定だった広岡氏。しかし、広岡氏がフロントに掛け合い、コーチ陣の強化などを願ったところ、田尾氏いわく、おそらく「お金がかかる」とのフロント判断で話が雲散霧消。広岡氏のGMと田尾氏の続投は白紙となったのだった。
視聴者からは〈今の楽天があるのは田尾さんが泥水を飲んでくれたお陰です。 土台を作ってくれました。 本当にありがとうございます!〉など田尾氏に感謝の視聴者のコメントが多数見受けられた。広岡GMと田尾監督のペアショットを見てみたかったと歯噛みする思いだが、貴重な話が拝聴できた回だった。
(ユーチューブライター・所ひで)