巨人の投手、岩隈久志が10月19日に今季限りでの引退を発表した。岩隈は近鉄バファローズ、楽天ゴールデンイーグルスでそれぞれ最多勝利に1度輝いており、2012年からはMLBで活躍していた。18年からはNPBに戻り、巨人に在籍、しかし肩の故障から1軍では登板の機会無く、日米通算170勝の成績を残し、ユニフォームを脱ぐこととなった。
その報を受けて、楽天の初代監督である田尾安志氏が同日の19日にみずからのYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉で〈岩隈久志選手 引退 楽天1年目の思い出を語ります〉と題して投稿、2005年、楽天創立1年目を振り返った。
楽天の1年目は壮絶だった。初戦こそ開幕投手の岩隈の完投で〈3-1〉で勝利したものの、翌2戦目は〈0-26〉の歴史的大敗、38勝97敗1分けという厳しい戦績でシーズンを終了することとなり、田尾氏は成績不振から3年契約のところ、1年で退団を迫られたのだった。
それでも楽天のユニフォームを着てくれた岩隈には大変感謝している様子で、「頑張っている姿は見せようとせず、いつも淡々とニコニコしていて、そのスタイルがカッコ良かった」と評した。
巨人において、ケガとの2年間の戦いは辛いものがあったであろう岩隈の心情を推し量り、挫折を知っていればこそ良い指導者になれるだろうと結んだ。
視聴者からは「田尾さん! また監督になって下さい!」「田尾さんにもう1度監督してもらいたいです」と田尾氏の監督復帰切望のコメントが相次ぎ、「田尾さんと岩隈さんお二方が監督またはコーチを務めるチームをどこかで見れたら嬉しいです」と首脳陣としてのペアショット切望のコメントも見受けられた。
はたして、田尾氏の球界復帰はあるだろうか?岩隈とのペアショットが実現すれば、どの球団であれ、一気に注目され、人気上昇は間違いなしだろう。
(ユーチューブライター・所ひで)