元プロ野球選手で現在はタレントとして活躍中の長嶋一茂氏。1987年のドラフト会議でヤクルトスワローズと横浜大洋ホエールズの2球団から1位指名を受け、抽選の結果ヤクルトが交渉権を得て、一茂氏の入団が決定した。
その一茂氏が、元プロ野球選手・高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊Takagi Yutaka〉に出演。実はもう1球団、広島カープからも声がかかっていたそうで、父親の長嶋茂雄氏(以降、長嶋氏)も推薦していたようなのだが、まさかの理由で固辞していることを明かした。
4月25日に〈【初告白】長嶋茂雄の息子で苦労した事は何ですか!?一茂さんに聞いてみた。〉とタイトルした投稿回を観てみると、ドラフト前日に広島のスカウトから「広島が引いたら(1位指名したら)広島に来ますか?」と電話を受けた父親の長嶋氏。当時から広島は育成に力を入れていたことから、「広島はお前みたいな大型のプレーヤーを育てるのはすごく得意だ。ジャイアンツに行きたいだろうけど、ジャイアンツはすぐに出れないよ。広島はじっくり育成して、大型選手にする可能性が一番ある」と、長嶋氏は一茂氏に説いたという。しかし、「『仁義なき戦い』の映画を観て、抗争が怖くて…。広島行ったことないから、そんなところでできない…」と映画の世界観を真に受けてしまった一茂氏は父親の意見を突っぱねたそうだ。
もっとも、「野球人生を考えたら、広島行っとくべきでしたね。広島にもし僕が行ってたら、また人生変わってた可能性は相当高いかな…」と、今となってはと後悔交じりに冷静分析の一茂氏だった。
自身の意見を突っぱねられたその時、長嶋氏の心中はいかばかりだっただろうか?「う~ん、どうでしょう?」とファンサービスとばかりにはぐらかされるのがオチか…?
(ユーチューブライター・所ひで)