指原の収入に関して、大手広告代理店関係者がこう明かす。
「億単位の収入があるのは間違いないですね。彼女のCM出演の相場は1本4000万円といわれ、レギュラー出演する番組のギャラに関しても、ゴールデンのMCで最大1本120万円、放送時間など条件に応じて半分以下に落ちても高額水準を保っているようです。単純計算しても、CMのギャラだけで年間4億4000万円程度、番組のギャラが年間約3億3000万円程度で、計7億7000万円。所属事務所との取り分がイーブンだとしても3億8000万円くらいの収入が見込めます」
しかも、これらはあくまでテレビを中心としたタレント業での収入分だけ。
指原を知る芸能事務所のマネージャーが補足する。
「指原の場合、他にもゲストで登場する単発のテレビ、ラジオの出演、1月に開設したユーチューブチャンネル『さしはらちゃんねる』の収入やプロデュースするアイドルグループ『=LOVE』や『≠ME』の作詞印税、やはりプロデュースするカラーコンタクトや化粧品ブランドの売り上げの歩合なども見込める。さらにはイベント出演料、ユーチューブ以外のSNSの収入なども加味すると、少なくとも5億円近い年収はあるでしょうね」
こうした指原の錬金術は、まさにどこかで聞いたフレーズ「金を産む鶏」よろしく、華麗なる人脈に支えられている。この人脈作りのテクこそが、彼女のタレント生命を決定づけたと言ってもよさそうだ。
芸能事務所マネージャーは「カリスマキャバ嬢顔負け」と称して、
「指原のすごいところは、その空間で誰が最も偉いかを瞬時に判断し、そのランクによって対応を使い分けるところです。普通なら偉い人には気後れしてしまいがちですが、彼女の場合は少し失礼なくらい馴れ馴れしい態度に出る。意外にも、日頃から周囲に気を遣われて孤独を感じている偉い立場の人からすると心地いいようで、一気に親近感を覚えるようです。逆に、これからトップを目指す中堅クラスには、その自己顕示欲を満たすようにわかりやすいほどの敬意を払う。おそらく指原なら、キャバ嬢の世界でも天下を取れたと思います」
こうした「人たらし女王」の素養は売れっ子キャバ嬢に通じるというのだ。アイドル誌ライターが話す。
「指原はアイドル時代から公の場などでは優等生発言に終始せず、常にちょっと過激なことを言う印象がありました。この“ちょっと”の加減が絶妙で、『アイドルがそこまで言うか』と驚かされたり、注目を集める反面、物議を醸したりする。アンチを刺激して炎上するほど過激ではないギリギリの線を見事に突いてくるんです。しかもTPOもきちんと意識して、全国放送のテレビ番組とアイドルファン向けのコンサートではハードルの高さを変えていましたからね」